Career Story
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2024.02.05
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2024.02.05
2023年12月8日。東京・丸の内のアウトソーシングテクノロジー本社にて、機電事業本部による年間MVPの表彰式が開催された。エリアごとに、上長の推薦プレゼンを元に選出された木村佑一(豊田支店)、伊藤美奈子(立川支店)、大津広明(長崎支店)、大内智子(高崎支店)、中川美保(富山支店)と、このMVP制度新設に尽力し特別表彰された平瀬龍一(機電事業本部直属)の6名が、機電事業本部 本部長の松本信一から表彰状を授与された。そこでOSTech ONLINE MAGAZINEでは、MVP受賞者6名による座談会を企画。今回は、これまでのキャリアやエンジニアに向けたメッセージなどを語ってもらった。【本記事は前中後編の後編です】。
伊藤 美奈子(立川支店)
大内 智子(高崎支店)
木村 私は、前職でも前々職でも、自動車関連の現場でエンジニアの仕事に携わっていました。幅広く設計業務に携わってきたことで、自動車関連のプロジェクトであれば、かなりの部分をカバーできるように。そのため、社内外のエンジニアの方々からトラブルシューティングの依頼も受けるようになったのです。案件によっては「これは厳しいぞ」と思ったこともありましたが、これまでにお断りしたことはないですね。頼りにされるのはうれしいですし、終わった時に得られる達成感がすごく大きいですから。
伊藤 私の場合、新卒でOSTechに入社しました。その後、ナビやメーターの評価の請負業務、シャシーの設計、試作車の部品調達など、自動車関連の現場に携わってきました。その経験の中で、技術力の高さはもちろんですが、「お客様とのコミュニケーションが重要だ」と気付いて。極論かもしれませんが、お客様とのコミュニケーションが良好であれば、何か失敗しても挽回できる。その経験が、今回、コミュニケーション研修に力を入れた背景にもなっています。
大津 私は前職での経験が大きかったですね。新卒で大手総合電機メーカーに就職し、20年以上も勤めました。でも、早期退職することになり、OSTechに転職したというキャリアです。前職時代も半導体の製造に携わっていて、「5年先を行く」最先端テクノロジーを扱っていました。OSTechは、私のようなベテランエンジニアに、充実した“第二のキャリア”を歩める機会を提供してくれる会社。とても感謝しています。
大内 私は新卒でOSTechに入社した後、約9年間、ドアミラーなど自動車の外装部品の設計業務に携わりました。そこで『CATIA』による3D設計を経験し、お客様が『CATIA』を扱えるエンジニアを求めていることを実感。そして、ずっと最前線のエンジニアとしての仕事に集中してきて、「そろそろマネジメントに携わり、会社に貢献したいし、自分の視座も高めたい」と思うようになっていたこともあり、『CATIA』研修の講師をお引き受けしたのです。それに、自分が全くの無知の状態から『CATIA』を学び始めて、とても苦労したので、「その経験を活かせるはずだ」という想いもありましたね。
中川 私の場合、前職で総務部門に所属。経営陣をサポートする役割を務めていて、そこで経営的視点を学ぶことができました。その後、OSTechにジョインしたのですが、最初は経験のある“事務職”として現場に出ていました。ですが、「せっかくOSTechに在籍しているのだから、製造や開発の現場をもっと知りたい!」と担当の営業さんに掛け合った結果、今の現場に移ることができたのです。エンジニアとしては初めての現場になりますが、これまでの経験を活かして積極的に職場の改善提案をしたことが、今回のMVP受賞につながったのだと思います。
平瀬 私の場合、新卒で就職した大手自動車メーカーを辞め、25歳で起業した経験が大きかったかもしれません。自ら立ち上げた会社では、建築や土木のプラントエンジニアリングに関する研究開発事業を手掛けていました。4つの特許を取得し、15年間、経営を続けたのですが、リーマンショックの影響などで廃業することに。その後、フリーランスのエンジニアを経て、OSTechへ中途で入社したという経緯です。経営者の立場から、「メンバーに高いモチベーションを持ってもらうにはどうしたらいいか」ということを常に考えていたことが、今回、MVP制度の立ち上げを企画できた背景のひとつになっていると思います。
木村 私の場合、チームワークを意識しています。エンジニアとして働くことのやりがいを感じてもらえるように、経験の浅いメンバーをフォロー。できるだけ、話しやすい環境をつくるように心掛けています。
伊藤 私は、お客様に対して、相手に合わせたコミュニケーションを取るように工夫しています。コミュニケーションを深めることで、お客様が求めていることを把握し、課題を可視化するように努めていますね。
大津 私も社内外の方とのコミュニケーションに工夫を重ねています。特に、物事をわかりやすく伝えること。よくわかっていないまま仕事に取り組んでも、いい結果を残すことはできませんから。誰もが納得できるシンプルな説明ができるように意識することが、非常に重要だと考えています。
大内 私の場合は、問題意識を持つことでしょうか。何の疑問も持たずに、言われたことだけをこなしていてはエンジニアとして成長できない。問題意識を持ち、その問題を克服するためのスキルアップを諦めない。常日頃から、それを心掛けています。
中川 私が心掛けているのは、お客様に対して、問題点を見つけたら、それを指摘するのを躊躇しないこと。その際に、「お客様により良くなっていただきたい」という想いを伝えることと、自分自身が改善策の実行に責任を負うことを意識しています。そうすれば、外部の人間の指摘であっても、真剣に耳を傾けていただけることが多いですね。
平瀬 私は「エンジニアにとって、働きやすい環境をつくること」を常に意識しています。そのためには、常に現場のエンジニアに寄り添い、そのニーズを拾い上げていく必要がある。でも、エンジニアはシャイな人が多い。私も含めて(笑)。ですから、今回のMVP制度創設にあたっても、口下手な人に自らPRさせるのではなく、上長から推薦してもらう形式で企画しています。
木村 お客様・社内の期待に応えるためにも、より強固なチーム作りに努めていきたいと思っています。受託開発チームの手本になるような仕事をして、ほかのチームにも良い影響を与えていけるようにしたいですね。
伊藤 私は、メンバーのみなさんの「思っていること」「やってみたいこと」を反映する研修を企画・実施していきたい。みなさん一人ひとりの自発的な行動を促せる研修を企画できたら理想的です。
大津 長崎支店を、お客様に対して常に高い付加価値を提供していけるエンジニア集団にしたい。そのために、私がこれまで経験してきた知識やノウハウを共有して、みなさんのお役に立ちたいと思っています。
大内 今回、研修講師を務めたことで、若手エンジニアの方の悩みに直接、触れる機会を得ました。現場で働き始めた後、「思っていたのと違う」「なんとなくうまくいかない」と感じた時、気軽に相談できるような環境をつくれたら良いですね。
中川 私はまだ入社したばかりですけど、現場でチームリーダーを任されています。高く評価してくださっている方々への恩返しの意味でも、OSTechメンバー全員のお客様からの評価がアップするように、取り組んでいきたいと思っています。
平瀬 エンジニアのモチベーションを高めて、会社を盛り上げていきたいですね。そのためのきっかけづくりとして、機電事業本部MVP表彰制度をスタートできて良かった。今後も継続して、社内の認知度を高めていきたいと思っています。