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2024.08.19
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2024.08.19
OSTech ONLINE MAGAZINEでは、さまざまな社外活動を紹介していますが、今回はSDGsに貢献するOSTech有志のボランティア活動に密着。2021年入社の先輩たちが始めた企画を後輩たちが代々受け継ぎ、今年も開催。5月12日(日)に行われたイベントには、立ち上げ当初の先輩たちも一緒に参加し、交流を深めました。イベントの模様をお届けします。
イベントは、インテグレーション事業本部 技術3課の同期入社メンバーで行われている「新人MTG」の集大成として企画されました。2021年入社組が提案した「OSTechとして社会貢献ができる活動」を代々受け継ぎ、今年は2023年入社メンバーが中心となって、ボランティアへの参加手配や、活動後のOSTechメンバー交流BBQ会の運営を行いました。企画には、先輩や後輩のみならず、所属チームの垣根をこえてインフラや建設エンジニアリングのメンバーほか総勢29名が集結しました。
https://www.ostech-online-magazine.com/blog/20230206_1/
今回参加したのは「葛西海浜公園で小さなプラスチックを集める会vol.5」、メインとなる清掃ボランティアです。会場となった葛西海浜公園の東なぎさ周辺は、水鳥の生息のための世界的に重要な湿地としてラムサール条約*に登録されている場所で、人口1,400万人が住む大都市東京にある貴重なバードサンクチュアリです。
都市近郊ということもあって、気軽に自然と親しめる場所として人気がある一方、多量の漂着ゴミが問題となっていることから、定期的にクリーンイベントが開催されています。清掃活動で収集されたプラスチックゴミは、再利用して「葛西海浜公園産」イヤリングやネクタイピンに加工して販売されており、「都市と自然の共生」について問題提起されています。
*ラムサール条約:国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進するため、各締約国がその領域内にある国際的に重要な湿地を1ヶ所以上指定し、条約事務局に登録するとともに、湿地の保全及び賢明な利用促進のために各締約国がとるべき措置等について規定。正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。
OSTechメンバーは、当日9:20に葛西臨海公園駅に集合。今回の参加者は、配属先も入社年次も違うため、まずは“初めまして”の挨拶からスタート。今年4月入社の新入社員9名の姿もあります。「まだ入社して間もないので、会社の人たちと顔を合わせるのはちょっと緊張します」と話してくれました。
葛西臨海公園駅から浜辺までは公園内を歩いて10分程。久しぶりに顔を合わせるメンバーもいて、近況を話しながら移動します。目的の干潟は、強風が吹き付けるなかなかの気象条件でしたが、早速ゴミ拾い用のトングを受け取って清掃開始です!
遠目で見ると一見きれいに見える浜辺ですが、波打ち際を少し歩くと、木の枝や貝殻に混じって人工物が無数にあることに気づきます。タバコの吸い殻、ペットボトル、カップアイスの蓋など、動植物にとっては害となるものが数多く散乱しています。20分も歩くと、回収しきれないほどのゴミが集まりました。
2024年新卒入社メンバーの班では、ゴミとなっていたエコバッグやネットをリユース。ゴミ袋として活用し、より大型で多くのゴミを収集することができました。
この日の活動は、あまりの強風のために予定の時間より早めに終了。
それでもプラスチック製のジョウロや団扇の骨など、集まったゴミは山のようになっていました。
参加したメンバーからは、
「企業として参加して、浜辺をきれいにしていくのがいいですね。今回は班で行動していたので、そのなかでコミュニケーションをとれるのが楽しいです」
「風に煽られてなかなか大変でしたが、こういう自然との共存を実感できる時間もいいなと思えました」
「ふだんはそれぞれ別の業務に携わっているので、課を横断してひとつのことをする機会はなかなかありません。こういうイベントで、同じ時間を共有できるのがいいですね」
など、ボランティア活動への前向きなコメントが聞かれました。
みなさん、お疲れさまでした!
ボランティアで汗を流した後は、お楽しみのBBQ大会です!
この日の参加者は約30名とあって、食材もなかなかの量となりました。炭に火をつけたり、下ごしらえをしたり、風に飛ばされないようにゴミ箱を設置したりと、みんなで手分けをして準備に取り掛かります。
そして…待ちに待った乾杯! 親睦会の始まりです。
入社年度や業務グループに関係なく、ふだんの業務の話や近況報告、新卒入社メンバーの自己紹介など会話が弾みます。
「準備が大変でした! 風が強くてハプニングもありましたが、なんとかお天気がもってくれてホッとしました」と話してくれたのは、2023年入社組で運営として参加した野尻さん。2022年入社組として昨年企画を運営した加茂野さんは「大体のメンバーの顔は知っていますが、こんな人もいるんだーっていう出会いもありました。前回運営をしていたので、ちょっとでも企画のサポートができてよかったです」とコメントしてくれました。
ほかのメンバーからも「早く会社に慣れたいので、イベントにはできるだけ参加しています。先輩たちと話ができて楽しいです!」「個人でボランティアに参加するのはハードルが高いので、こういう機会を会社でつくってくれると助かる」などの感想が聞かれました。
コロナ禍で直接会う機会が少なくなり、なんとか交流を深めようと2022年に始まったこの企画。先輩から後輩へと受け継がれ、今ではOSTechのメンバーがSDGsに貢献できる機会として定着しつつあります。
今後は、若手メンバーだけでなくリーダー層や、社員の家族にも呼びかけ、さらにボーダーレスなイベントにしていく構想もあるとのこと。OSTechの社会貢献の輪がもっともっと広がるといいですよね!