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2024.02.19

【S耐2023シリーズ/まとめ】 ドライバーだけではない、活動の幅ができた1年でした

全国54拠点に、ありとあらゆるスキルを持つエンジニアが2万人所属しているアウトソーシングテクノロジー。その中には、想像もつかないような経歴を持ち、プライベートでも刺激的な活動をこなしているメンバーも数多く存在している。

昨年、キャリアストーリーで紹介した湊雅之もそのひとり。エンジニアとして自動車メーカーで働く傍ら、スーパー耐久レース2023シリーズでAドライバーを務めた。OSTechは、エンジニアとして、ドライバーとして、クルマ業界に多角的に携わる湊さんをサポート。車を愛するOSTechメンバー、会社をも巻き込んだ激動の2023年の活動を振り返る。

PROFILE

  • 湊 雅之(機電事業本部 豊田支店)

ライセンス保持者で戦うサーキット競技

そもそも、カーレースの区分があまりよくわかっていないのですが、湊さんが参加しているスーパー耐久レースってどんなものでしょうか。

まずモータースポーツは、レース、ラリー、ジムカーナなどのスピード競技、カートの大きく4種類があります。

サーキットなのか、一般道なのか、ダートなのかなどの競技会場の区分や、タイムを競うのか、順位を競うのかの競技方法が大きな違いです。

私が昨年参加したのは「スーパー耐久シリーズ」、通称「S耐」と呼ばれています。ライセンス保持者で競うサーキット競技「レース」に区分されるもので、設定されたコースを決められた時間の中でいかに長い距離走破できるかを競うもの。日本全国のサーキットで年間6〜7レース開催され、それぞれのレースで3時間から24時間までの設定時間をドライバーが交代しながら走行します。各レースで順位が競われるほか、その順位によってレースポイントが付与され、年間の合計ポイントで総合順位でも表彰されます。

レースと聞くと、普段なかなか目にすることがない流線型のボディの高価なマシンで、爆音で競い合っているイメージです。

S耐は市販車をベースとした車両のレース。車体の条件のほかに、駆動方法や排気量で参加クラスが変わってきます。昨年自分が参加したのは、ST−5クラスに参加するチーム「Auto Labo Racing」。2023シーズンは、トヨタのヤリスを改造した車両で参戦しました。

ST−5クラスは、排気量1500cc以下の車両が参加するクラスで、街中でもよく見かけるようなマツダのデミオやロードスター、ホンダのフィットなどが対象となります。レンタカーでもよく設定されている車両なので、OSTechメンバーも運転したことがある人が多いのではないでしょうか。

ボディや基本的な内装は市販車のままですが、車重を軽くするのにエアコンを取り外したり、ショックやブレーキなどのパーツはレース仕様に変わっているので、乗り心地という面では大きく違うと思いますが(笑)。爆音という意味でも、フォーミュラーカーと同じですね。

フィットやデミオは運転したことがあります! 私も乗ったことがあるような車両でコンマ1秒を競うレースをされてきたんですね。

市販化まであらゆる過酷な条件で検証のうえ販売されている車両ですが、自動車メーカーにとってもS耐は試金石のようなレースかもしれません。S耐は、その名の通り耐久性も大切で、制限時間一杯走り切ることが求められます。特に、5月に富士スピードウェイで開催される24時間レースは、フルスピードで加速・減速するなど、性能の限界値で24時間走り続けるもの。ドライバーは5名ほどが交代で乗車しますが、車両はひとつ。部品やパーツは交換しても、車体は交換できません。レースで車両が使用されることは、市販車がいかに丈夫かを証明することになります。

だから、レースには国内外を問わずあらゆる自動車メーカーも参戦しています。カーボンニュートラルを実現するための新しい燃料で走行するクラスもあるので、車好きのエンジニアには一度は足を運んでほしいレースです。

走る喜びを知っているからこそ、できること

普段、自動車メーカーで働いている湊さんですが、レース活動と業務がリンクしていることもありますか。

今年から新たなスポーツ車両の設計開発に関わっていますが、直接的な部分では、サービス性の向上という部分で貢献できているのかなと思います。みなさんも目にしたことがあるかと思いますが、

S耐などのレースの場面では、ブレーキパッドやオイル交換のピット作業などが迅速に行われる必要があります。そのようなメンテナンスの場面で、どうすれば間違いなく、短い時間で行えるかという視点ですね。レースに参加している自分だからこその知見は、普段の業務に生かされていると思います。

ドライバーだけではない、活動の幅

ドライバーとしての活動が、普段の業務で新たな視点を生み出しているんですね。ではドライバーとして、今年1年の経験を振り返ってどのように感じていますか?

これまでもドライバーとしてレースには出場してきていましたが、1年を通じてこのような大きな大会に参加したのは初めての経験でした。

3月の鈴鹿サーキット5時間(三重県)を皮切りに、
5月 富士スピードウェイ24時間(静岡県)
7月 スポーツランドSUGO3時間(宮城県)
7月 オートポリス5時間(大分県)
10月 岡山国際サーキット3時間(岡山県)
11月 富士スピードウェイ4時間(静岡県)
の全6戦でドライバーを務めました。

レースそれぞれにエピソードがあって思い出深いのですが、5月の24時間耐久レースで、熱中症になったことはその後のレースのターニングポイントになったかもしれません。夏前のレースでスタミナ不足を感じたことから、過酷な環境下でも高い集中力を保てるよう、ジム通いを始めました。鍛錬の成果が出たのか、その後のレースでは熱中症にならずにすんでいます(笑)。

オートポリス戦でまさかのエンジンブロー

オートポリス、岡山国際でのレースではマシントラブルがあってレースポイントが稼げなかったこともあり、表彰台に上がることは叶いませんでした。ただ、年度当初と比較して、確実にマシンが速くなっている実感がありました。監督を始め、メカニックやドライバー、マネージャーたち、OSTechからもレースのたびにサポートメンバーが駆けつけてくれて、チームの結束も高まっていきました。スポンサー活動も手探り状態から始まりましたが、想像以上にサポートしてもらってOSTechはもちろん、チーム、サポートメンバーには本当に感謝しています。

最終戦動画:https://www.youtube.com/watch?v=aMwmtFmeUf0

普段の業務、レース活動の合間には、オンラインイベント、社員交流イベント、会社説明会などへの参加、PR動画の撮影などもあり、アクティブに活動した1年でした。なかなか切り替えがうまくできずに大変なこともありましたが、そういった活動を通じてたくさんの人と繋がることができたのは、財産だと思っています。

24時間レース終了後、ピットレーンパレードの様子
レースの合間には、ピット見学会を開催

新しいシーズンもチャレンジし続ける

昨年1年間、本当にお疲れ様でした。まもなく新しいシーズンの幕開けですが、2024シリーズの活動について計画を教えてください。

今年もスーパー耐久シリーズには参戦する予定です。
S耐2024シリーズの第1戦は、4月20日にスポーツランドSUGOで開幕します。3月末には公式テストも行われます。昨年11月の最終戦から少し時間が空いているので、レース感覚が鈍らないように整えていきたいですね。
どんな車両でドライバーを務めるかは、乞うご期待。新しいシーズンも、昨年同様、チャレンジを続けていきたいと思います。
応援、どうぞよろしくお願いします!

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