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2023.12.25

【イベントレポート】レーシングドライバーが講師 安全運転講習会に約100人が参加

アウトソーシングテクノロジーは、2023年10月に安全運転講習会を開催しました。この講習会は、自家用車で通勤するなど、運転する機会の多い拠点の社員に向けて、運転の際の注意ポイント、ちょっとした知識で安全性が高まることを伝えるため、開催されたもの。拠点のスペースを有効活用し、運転のプロフェッショナルであるスペシャルゲストを呼んで行われました。講習会の模様をお知らせします。

講師はS耐レーシングドライバー

今回の講習会は、OSTechがサポートしているスーパー耐久レース出場ドライバー湊雅之さんの協力のもと、新たな取り組みとして安全衛生課の企画で行われました。コンマ1秒を争い、正確な運転が求められるレースの世界で活躍している湊さん。耐久レースは運転が長時間に及ぶこともあり、ちょっとした調整不足や判断ミスが安全性に与える影響を身をもって感じられています。また、これまで大手自動車メーカーでボデー・艤装(ぎそう)部品の設計エンジニアを務めてきたこともあり、エンジニアとしての知見を含め、レースの現場での知識を日常の運転に活かしてもらうため、プロの視点からアドバイスをいただきました!

まずは、運転免許を取得する際にはすべての人が学んだ知識ではあっても、普段なかなか意識をすることのない基本の“キ“であるミラーの角度調整、シートのポジジョン調整から講習はスタートしました。

また、ポジションだけでなく、前のめりの姿勢にも注意が必要と助言。前のめりで運転すると、視界が狭くなること、また万が一、事故が発生した場合にエアバッグの衝撃が強くなりすぎてケガをする場合もあると事例を紹介いただきました。

レーシングドライバーの運転で制動距離の違いを体感

次は、場所を移して体験会です。ブレーキを踏んで車が実際に停止するまでの距離(制動距離)は、積載重量、積雪や凍結の影響などで変わりますが、実際にどれだけ変わるのか、乗車して体験しました。

5mごとにコーンを配置し、ドライバー湊さん+1名で乗車した場合の停車位置と、定員いっぱいの5名の場合で距離を見比べます。
乗車メンバーによっても違いが出ますが、2名の乗車と5名の乗車では停車位置が大きく変わるということがよくわかります。

体験した人からは、「ブレーキを踏んでから止まるまで、結構距離が必要でした」「同じ条件で人数が変わるだけなのに、違いが出るのがわかりました」「動いているのを見るのと、体感するのではスピードの感覚が全然違いますね」などの感想をいただきました。

ドライバーを務めた湊さんからは「今回、ブレーキを踏むポイントが決まっているので最短距離で止まれていますが、公道で同じ条件で止まれることはほぼありません。“危ない!”と思ってブレーキを踏むのとは違うので、止まるまでの距離はさらに伸びることになります。そのことは覚えておいてほしいです」と体験会を踏まえてコメントいただきました。

個別相談会で丁寧に解説

体験会終了後は、運転に不安を感じている人への個別相談会を実施。
・狭い道での車幅感覚の取り方
・バック駐車を素早くするための方法
・センターラインがない道での走行
などについて質問が寄せられ、それぞれの場合について丁寧に解説、実地訓練が行われました。

講習会受講後のアンケートでは、
「ハンドルを持つ手の位置が、離れ気味だったので、教えてもらった位置で気をつけたいと思いました」
「シートの位置や姿勢など、正しいドライビングポジションがわかったので早速実践しています」
「車は急には止まれないことを目の当たりにして、周囲を注意することを意識づけしていきます」
「余裕をもって早めの行動を取ろうと思いました」
等、実体験を普段の行動に活かしていただいているコメントをいただいています。

今回の安全運転講習会は、テストケースとして今年度新たに行われたものですが、今後、この取り組みを活かし、全国の拠点でさらに交通災害が減少するような企画をすすめていく予定です。

社内チャットでも、業務災害・交通災害に関して情報共有を行っています。年末、人の移動も多く、天候の影響などで事故が増える時期でもあります。自身の身を守るため、安全衛生課からのお知らせをぜひ確認ください。

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