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2023.10.30

【キャリアアドバイザー】 エンジニアの悩みは成長のチャンス。 いつでもCAに相談してください

2万5,000名を超えるエンジニアの活躍で、急拡大を遂げて来たアウトソーシングテクノロジーグループ。今後のさらなる拡大のためにも、エンジニア一人ひとりの成長が必要不可欠になる。そのなかで、エンジニアに寄り添い、悩みを解決して、キャリアアップを導く役割を担っているのが、キャリアアドバイザー(以下、CA)だ。今回は、エンジニアを経てCAとなり、現在はCAチームのマネジメントに携わる西村希人を取材。OSTechのエンジニアはどのような壁にぶつかり、CAはどのようにそれを乗り越えるサポートをしているのか、解説してもらった。

PROFILE

  • 西村 希人(事業推進本部 リテンションプランニング部 関東キャリアマネジメント課 担当課長)

転職希望だった若手が思いとどまってくれた

最初に、西村さんがCAとして関わった印象深いエピソードを聞かせてください。

はい。入社3年目の若手エンジニアの方の話を紹介します。彼はIT知識がない状態から、「ITエンジニアになりたい!」とOSTechに新卒で入社しました。しかし、ハードウェアを扱うメーカーの現場に携わることになり、「転職を考えている」と、担当CAの私に相談してくれたのです。

「希望する仕事と、携わる現場とのミスマッチ」は、エンジニアがよくぶつかる悩みのひとつ。ただ、私がこの若手エンジニアの方の話を聞いていて、「プログラミングなど、ITエンジニアになるための勉強をしていない」ことが気になっていました。普段から「現場の仕事が忙しく、とても勉強時間を確保できない」と悩まれている様子でした。しかしそれでは、OSTechを退社してITエンジニアとして働ける職場を探すとしても、スキルも経験もないため希望通りの職に就ける可能性は非常に低いでしょう。

「退社してプログラミングスクールに通い、スキルを身につけてからITエンジニアとしての再就職先を探す」という方法はどうでしょう。

金銭面がネックになるかもしれません。勉強期間中は収入がなくなり、支出は増えるでしょうから。その点、OSTechに在籍していれば、KENスクールを始め、研修カリキュラムが充実している。OSTechの正社員としての給料をもらいながら、社員向けの研修カリキュラムはもちろん無料で、KENスクールの一般向けの講座も社員割引でプログラミングを学べる。そうしてスキルを身につけた上で、「次の現場ではITエンジニアの仕事をしたい」と、担当の営業さんに要望を出せばいいのです。スキルアップしているのですから、希望の案件につきやすくなります。

こうした説明を、相談してくれた若手エンジニアの方にしたところ、「確かにその通りですね」と。2人で話し合った結果、退社は撤回。「KENスクールのカリキュラムを受講してプログラミングを学び、関連する資格の取得を目指す」という、明確な目標を設定しました。私は担当の営業に掛け合い、「彼が勉強の時間を確保できるように、現場での仕事の負荷を少し減らしてほしい」と伝え、その通りにしてもらっています。今、彼は資格取得に向けて、猛勉強を続けているところです。

OSTechは理想のキャリア追求に最適な職場

ぜひ目標を達成し、理想のキャリアをゲットして欲しいですね! CAとして、そうした相談を数多く受けてきた西村さんは、OSTechの若手エンジニアは、どのような壁にぶつかりやすいと考えていますか。

主に2種類の悩みがあると思います。ひとつは、先に紹介したケースもそうですが、「理想のキャリアが“与えられない”」という悩み。こうした悩みを持つ方には、「キャリアは会社が与えてくれるものではなく、“自ら築く”もの」とお伝えするようにしています。その上で、「自らキャリアを築く上で、OSTechは最適な職場です」と。

さまざまな研修カリキュラムを受講できる上に、豊富な案件の中から自分のキャリアビジョンにふさわしい現場を探し、そこに携われるように担当営業にはたらきかけることも可能。「OSTechという会社を、あなたの理想のキャリアを実現するために、使い倒してください」と説明しています。よほど特殊なキャリアを追求しているのでなければ、OSTechに在籍していた方が理想のキャリアへの近道だと思います。

確かに、その通りですね。では、若手が悩みやすい、もうひとつのテーマは何でしょう。

「キャリアアップするために、何から学べばいいのかわからない」。こう悩んでいる人も多い印象です。多種多様な現場があり、豊富な研修メニューがあるだけに、「どれを選べばいいのか?」と迷ってしまうケース。この場合は、CAに相談してもらえば、一緒に考えていくことができます。客観的に適性を判断してアドバイスするので、最初の一歩として何をするべきか、見えてきやすいと思います。

AIが悩んでいるエンジニアを見つける!?

とはいえ、他者へ相談することに二の足を踏む人もいると思います。どのようにすれば、寄り添うことができるのでしょうか。

こちらからお声掛けするしかありません。その点、最先端テクノロジーを活用することも、突破口になり得ます。現在、CAチームの取り組みとして、勤怠データや人事情報をAIで分析して、「悩みを抱えている可能性のあるメンバー」をピックアップ し、こちらからお声掛けして、面談する仕組みを設けています。

実際、面談した方が何か悩みを抱えていて、早い段階で解決に導いたケースも出てきています。今後はさらに精度を高めるため、面談を通じて得られた情報とAIによる分析を紐づける事で、もっと効率的にエンジニアへ寄り添うことが可能な体制を構築していきます。

画期的な仕組みですね! では、西村さんがそこまで「エンジニアに寄り添うこと」を追求するのは、どのような動機からなのか、聞かせてください。

私自身の経験が元になっているのかもしれませんね。実は、私は2017年にOSTechへジョインする前の約9年間、無職で引きこもりに近い生活を送っていた時期がありました。「自分はどうしてこんなに何もできないのだろう」と、理想と現実の乖離に悩み、メンタルを病んでしまったのです。でも、何とか社会復帰しようと、コンビニでアルバイトを始めてみたことが、転機になりました。私が何か失敗しても、一緒に働いている仲間がフォローしてくれる。反対に、仲間が何か問題にぶつかっているときには、私がサポートする。

その経験から、「誰一人、完璧な人間はいない。お互いに支え合うことで、仕事を完遂しているのだ」ということに気付きました。以前の私は、「自分が完璧でなければならない」と思い込んでいた。本格的に社会人としてやっていく自信がついたので、「手に職をつけよう」と考えてエンジニアになるためにOSTechに入社しました。半導体工場の現場で、エンジニアとして勤務した後、四日市支店の労務管理を経て、CAのマネジメントに携わる現在の業務に就きました。

人生の苦しい時期を乗り越えた経験と、エンジニアとしての経験をもとに、若手エンジニアの悩みを解決する仕事をしているわけですね。最後に、キャリアの悩みを抱える若手エンジニアのみなさんに、アドバイスをお願いします。

悩むこと、それ自体は、決して悪いことではない。それだけ真摯に自分の人生に向き合っている証拠ですし、悩みを乗り越えれば大きく自己成長できるチャンスでもありますから。よくないのは、悩みを抱え込んで、立ち止まってしまうこと。そうしたときに誰かに相談してみることで、悩みが解消することは意外に多いもの。その相談にのる専門家がCAです。ぜひとも、頼ってみて欲しいですね。

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