Message

|

2023.07.24

【社長メッセージ】 “先んじて動く”みなさんの努力で、 ひとつずつ成果が出始めた半期でした

2023年、アウトソーシングテクノロジーは新たな中期経営計画の初年度を迎えた。同時に、従来の2事業本部体制から、4つの事業本部・本部体制へと移行。その年頭に当たり、鈴木社長は社員のみなさんに向けて「国内トップクラスのエンジニア在籍数というポジションに安住せず、世の中に先んじて未知の領域にチャレンジするファーストムーバーであれ」と呼びかけた。今回は、新たなスタートを切ったOSTechについて、現在までの進捗をどのように評価しているか、そしてこの先、何を目指すのか。鈴木社長から社員のみなさんへメッセージを寄せてもらった。

過去最高のチャージアップを実現

中期経営計画の初年度がスタートして、このインタビューの時点(2023年6月22日)で5か月を過ぎました。進捗をどのように評価していますか。

大きな手ごたえを感じています。まず今年4月、エンジニアのチャージアップについて、OSTechとして過去最高を達成しました。昨年、各現場に向けて「チャージアップの可能性を追求していただきたい」とお願いしました。それに呼応して、営業のみなさんを始めとした多くの方々ががんばってくれた結果、契約更新のタイミングである4月から、相当数のお客様がチャージアップを認めてくださったのです。
その4月以降、第2四半期は、人材採用は目標を上回るペースで進捗しています。1月からの第1四半期は、目標に届かない数字もありましたが、今は巻き返すことができています。社員のみなさんの努力に、改めて感謝しています。

OSTechの底力を感じますね! しかし、序盤で苦戦してしまった原因は、何だったのでしょう。

さまざまな要因が複合していますが、人材採用面での苦労が大きかったと思います。コロナ禍が落ち着いたことで、多くの企業が積極的に人を求めるように。特に学生の売り手市場の高まりもあって、新卒採用が苦戦しました。就職市場の活況もあわせ、当初の目標を達成することができませんでした。

しかし、人材獲得競争に負けないように、事業部に中途採用部門を移動。営業と採用が連携しやすい体制にし、迅速に話を進めることで、競合他社に対して優位に立てる体制に。「あなたにふさわしい、このような現場があります」と、より具体的にスピーディーに提案できる環境を整えました。

第2四半期に入るころから、体制が落ち着いてきたこともあったのか、成果が上がるように。そのため、V字回復を果たせました。今回、この非常措置にみなさんが素早く対応してくれたこと、頭が下がる思いです。

最先端のセキュリティ技術をリードする会社へ

最前線の努力が、OSTechの企業成長に勢いをつけているのが、よくわかりました! では次に、鈴木社長は今期のスタートにあたり、「ファーストムーバーになって欲しい」と社員のみなさんに呼びかけましたね。その意図を、改めて聞かせてください。

「今のポジションに安住してはいけない」というメッセージを込めたつもりです。OSTechエンジニア在籍数が2万名を超え、国内トップクラスとなりました。トップになると、どうしても「今の地位を守ろう」「今までのやり方で成功してきたのだから、そこから外れないようにしよう」となりがち。新たな領域にチャレンジしようとするマインドが薄れてくるものなのです。そうした“大企業病”に陥る前に、ベンチャー精神を呼び起こし、未知の領域にチャレンジし続けて欲しい。「ファーストムーバーになろう」という言葉には、そうした意味があります。

なるほど。実際、これまでに、鈴木社長が期待したような動きは出ていますか。

はい。例えば、3月末に発表したCyberArkとのコラボレーション。同社のセキュリティ製品を扱えるエンジニアをOSTechが育成し、CyberArk製品を導入しようとする企業に「最先端のツール」と「それを扱えるハイエンドエンジニア」を、同時に提供するという構想です。各産業のグローバルトップ企業の多くが、米ナスダック上場企業であるCyberArkのセキュリティツールを導入していますが、「高度なセキュリティ製品を扱えるエンジニアが社内にいない」という理由で、二の足を踏んでいる企業も多い。その課題を解決するためのコラボです。

世間一般にイメージされる“技術者派遣会社”では、とうてい手が届かないレベルの最先端テクノロジー。OSTechがそれを扱えるエンジニアを擁していることを、このコラボによってアピールできます。今回、インテグレーション事業本部のメンバーが中心になって動いてくれて、実現したコラボ。先に、2022年10月、米Cybereasonの日本法人と、セキュリティ・エンジニア育成のためにコラボすることを発表していますが、これもインテグレーションのチームが実現してくれたものです。「同業他社に先んじて、新たな領域に挑戦する」ということを体現してくれていますね。

本業以外でも会社を盛り上げていきましょう!

若手エンジニアにとっては、「OSTechでここまでできるんだ!」と、キャリアアップの目標がイメージしやすくなったかもしれませんね。ほかに、「ファーストムーバー」として、鈴木社長が評価している動きはありますか。

本業からは離れますが、“同業他社が追いつけないレベルで、チャレンジし続けている”という意味では、OSTech公式鳥人間コンテストチーム「Flower’s factory(フロワーズ ファクトリー)」も、ファーストムーバーだと思います。学生ならいざ知らず、時間の制約がある社会人チームで、出場のための書類審査に毎回、通り続けているのはOSTechくらいと聞いています。
https://www.ostech-online-magazine.com/tag/ostech公式鳥人間コンテストチーム/

こうした地道な努力も含めて、さまざまな場面で「先んじて未知の領域に挑む」という取り組みをして欲しいと願っています。

よくわかりました。昨年はサッカークラブの『ロアッソ熊本』、今年はカーレースチームの『AutoLabo』のスポンサーになるなど、『鳥人間コンテスト』以外にも、世間にOSTechの存在を知ってもらう取り組みが増えていますね。

そうですね。ロアッソのスポンサーになったことによって、半導体工場の新設でエンジニア需要が急増した熊本での人材採用に、大きな効果があったと評価しています。また、カーレースチームには、OSTech豊田支店のエンジニアである湊雅之さんがドライバーとして出場しています。応援する意味もあってスポンサーになりましたが、「自動車の技術に強い会社」「自動車業界を支えている会社」ということを広くアピールする狙いがあります。

何より、スポーツチームのスポンサーになることで、社員のみなさんが一緒になって応援し、一体感が生まれるのがいいですね。ロアッソがアウェイで試合をする際も、各地、最寄りの地域の社員が応援に行っていると聞いています。また、「AutoLabo」が参戦した5月の富士スピードウェイのレースには、私自身も全国から集まった社員のみなさんと観戦。自動車に興味のある学生さんの見学会も実施して、みんな一緒になって応援しました。他のドライバーと運転を交代している空き時間には、出場している湊さんも私たちのところに来てくれて。社員の頑張りや活躍はもちろん、それを一体になって声援を送るメンバーの姿を目にして、とても誇らしかったですね。

楽しそうですね! では最後に、今後に向けてのメッセージをお願いします。

今年度は中期経営計画3か年の初年度。当然、「今年だけやり切ればいい」というわけではありません。今年、来年、再来年と、どんどん会社の業績が上がり、みなさんの給与も上がっていかなければいけない。

人事評価制度の刷新によって、みなさんのスキルが上がれば給与もそれに応じて上がる仕組みにしました。ですから、「みなさんそれぞれの個人的なスキルアップの努力が、お客様のチャージアップにつながり、会社の業績アップにつながり、最終的にみなさんの給与アップにつながる」という連環が、見えやすくなったと思います。スキルアップの努力を会社としてサポートするために、研修制度の拡充も推進しています。ぜひ、みなさんの力を結集して、3か年計画の初年度をいい形で終えたいと思っています。一緒にがんばりましょう。

ありがとうございました!

#Tag

関連記事

Read

【社長メッセージ】 技術者数も技術力も日本一へ、 ベースを固める1年にしましょう

Read

【社長メッセージ】 「会社の未来を自ら創造している」。 全員がそう思える組織を作りましょう

Read

【社長メッセージ】 連携力を高め、みんなで“新しいOSTech”を作っていきましょう