Career Story

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2024.06.17

【堺東支店】OSTechの組み込み研修を受けて、希望通りの現場へ異動できた

戦国時代の鉄砲鍛冶の伝統を受け継ぎ、モノづくり産業が発展している大阪府堺市。2021年にアウトソーシングテクノロジーが同市に開設した堺東営業所は、大手機械メーカーを中心に順調に受注を伸ばし、わずか1年で堺東支店へと成長した。今回は、同支店のエンジニア・中浦拓磨を取材。「OSTechの組み込み研修を受講し、希望していた業務に未経験から携わることができた」という中浦に、キャリアアップの秘訣などを語ってもらった。

PROFILE

  • ■中浦 拓磨(機電事業本部 堺東支店)

100ページを超える仕様書を作成中

まずは自己紹介を兼ねて、中浦さんの現在の業務内容を教えてください。

今は、繊維系の工場で使用される製造機器メーカーの現場で、機器の組み込みソフトの仕様の管理状況を改善するために、仕様書を整えています。機器の改良が進むにつれて、制御ソフトが複雑化し、不具合の原因を見つけにくかったり、新機能を追加しにくかったり、ということが起こります。これを、わかりやすく整理する作業です。

同時に、既存製品の仕様をベースに新製品を開発する際の、必要な要件をまとめた仕様書の作成業務も任されています。機器のパーツごとにまとめるので、完成したら100ページを超える膨大な資料になります。現在、少しずつ作成を進めているところです。

また最近は、成果をお客様に認めていただけて、機器の新たなドライバを開発するプロジェクトにも参画させてもらえるようになりました。特に、既存のドライバを別の種類の機器に転用する業務を任せられたことは、「エンジニアとして成長した証しかな」と、大きな手応えを感じています。

お客様から深く信頼されていることが伝わってきますね。では次に、中浦さんがエンジニアとして活躍するようになるまでに、どのようなキャリアを歩んで来たのか聞かせてください。

子どものころから自然を観察して、自然現象の仕組みや法則を知ることにワクワクするタイプでした。だから、大学では電子物理工学を専攻。そこでの研究の一環として、Fortranという言語でプログラムを書いたとき、とてもおもしろく感じました。そんな体験から「ITを使うモノづくりの仕事に携わりたい」という気持ちが芽生えました。

そこで就活では、IT企業をメインにアプローチ。その中で、就活エージェントに紹介され、OSTechと出会いました。「大企業を含めた、さまざまな現場を経験できる」「研修や勉強会などが充実している」ということを知りました。「スキルアップのための環境が整っている」と感じたことが、入社の決め手でした。元々、受験勉強があまり苦にならない性格で、「社会人になってからも勉強し続けたい」と思っていたことも、エンジニアを志す理由になったかもしれません。

現場への不満に担当営業が寄り添ってくれた

入社後、順調に自己成長できましたか。

それが、1年目から壁にぶつかってしまって。大手電機メーカーさんの現場で、カーナビの不具合を調査する業務に携わり、最先端プロダクトの内部についての詳しい知識を学びました。でも、作業としては、「カーナビから出る電磁波が規定値に入っているかどうかを調べる」というもの。そもそも規定値におさまるように設計・製造していて、公的な認証を得るための形式的な作業でしたし、とても単調でした。「エンジニアとしてスタートしたばかりで、どんどん成長していかなければならないのに、これでいいのかな」と、焦りが募っていました。

成長意欲の高い中浦さんには不向きだったわけですね。その状況から、どのように脱出したのでしょう。

担当の営業さんに、率直に自分が感じていることを伝えました。すると、とても親身になってくれて。どのようなキャリアを歩んでいきたいか、詳しくヒアリングしてくれました。私としては、「機器がどう動いているか調べる仕事」よりも「機器を動かす仕事」をしたかったのです。「組み込みソフトを扱う現場へ移り、組み込みエンジニアとしてキャリアアップしていきたい」という希望を伝えると、「未経験者がいきなり携わるのは難しいが、OSTechには『組み込み研修』というものがある。それを受講して『基礎知識のあるエンジニア』としてアピールすれば、チャンスはある」とのアドバイスでした。

私はすぐに「受講します」と返答しました。いま動かなければ、成長機会をどんどん失っていくだけだからです。結果、営業さんが手配してくれて、3か月間、組み込み研修を受講。その修了後に、いまの現場へ移ることになりました。これも、担当営業さんが調整してくれた結果です。いまは毎日が刺激的ですし、研修で学んだ知識を活かせている。そのことに、とても感謝しています。

転職ではなくOSTechでのジョブチェンジを選択

「いま、携わっている分野とは別の分野で働きたい」と希望している若手エンジニアへ、アドバイスをお願いします。

「現場を移りたい」と、担当の営業さんに相談すれば、親身になってくれると思います。ただし、相談するときに「本気だ」ということをアピールするためにも、希望する分野について自主的に勉強しておいたほうがいいかもしれません。そもそもエンジニアは日々、自ら進んで勉強する姿勢を持っていなければ務まらない仕事。「未経験の分野にチャレンジしたい」というならば、勉強するのは当然だと思います。

その勉強をするにあたって、OSTechには、KENスクールを始めさまざまな学びの場があり、各分野の研修カリキュラムが揃っています。給料をもらいながら、そうした専門知識を学べるわけですから、活用しない手はありません。私は新卒入社後、初めて携わった現場が「自分には合わない」と壁にぶつかったとき、「転職しようかな」とも思いました。でも、転職先で希望通りの仕事に携われるとは限りません。それならば、OSTechで新しいことを学び、現場の異動を目指したほうが効率的だと思います。研修の受講についても、営業さんに相談するのが早道ではないでしょうか。

ありがとうございます。最後に、エンジニアとしての今後の目標を聞かせてください。

組み込みソフトだけではなく、アプリや業務システムなど、幅広い領域で開発ができるエンジニアになりたいです。また、個人的にロールモデルとして目標にしている方がいて。今の現場で一緒に働いているOSTechの先輩なのですが、常に自分で考えて行動するタイプの方です。そうした行動力の高さに憧れます。それに加えて勉強熱心だし、顧客とのコミュニケーションの取り方が上手なところも見習いたいところです。いつか、その方に追いつくことが目標です。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

中浦さんは新しい知識・スキルを吸収することに、貪欲ですよね。今はどのような勉強に取り組んでいますか。

基本情報技術者試験の合格を目指しています。学生のころに比べて集中力が落ちたので、「1日1時間」と決めて勉強しています。あまり根を詰めて手広くやりすぎると後が続かない。がんばり過ぎないようにしていますね。アプリを使って、1時間で解けるだけ過去問を解きまくるのが日課です。

帰宅してから仕事のための勉強をするのは、オンオフの切り替えが難しそうです。

私の場合、仕事が終わってから勉強を開始するまでの時間を「休憩」くらいに捉えて、1時間の勉強が終わったら完全にオフモードに切り替えるようにしています。実は、今の現場のオフィスにビールサーバーが置いてあって。終業後の時間帯には開放されて飲み放題になっているんです。だから、その頃には社内はかなりオフモード。職場でいったん気持ちを解放して、自宅に戻って机に向かうときに再度、気を引き締めて勉強に取り掛かっています。

楽しそうな現場ですね! では、勉強が終わって、完全にオフになったときの楽しみを教えてください。

昨年の秋から、猫を2匹飼い始めました。家に帰ると癒されるし、小さい命を守るためにも仕事を頑張るようにしています。ほかには、ゲームをしたり、動画を見たりしていることが多いですね。インドア派なので、外に出るよりも、家でのんびりしているほうが気分転換になります。

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