Career Story

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2024.05.27

【大阪システム課】 OSTechの手厚い支援を受けて、 エンジニアが売り手市場の日本へ

国籍・性別・年齢などの違いを問わず、多様なエンジニアが所属するウトソーシングテクノロジー。海外のエンジニアの採用にも早くから注力し、日本への渡航や来日後の生活などに対して、手厚いサポートを提供している。今回は、大阪システム課で活躍する韓国出身のキム ユンソクを取材。韓国の大学で情報工学を専攻していたキムが、なぜ日本でエンジニアになったのか、語ってもらった。 

PROFILE

  • キム ユンソクITエンジニアリング事業本部 西日本エンジニアリング部 大阪システム課)

ERPの設計に携われるようになった

まずは自己紹介を兼ねて、キムさんの現在の業務内容を教えてください。

ERPという、基幹業務を支援するパッケージソフトウェアを開発・提供している企業の現場で、導入支援、保守、設定、検証業務など幅広く携わっています。大企業向けのプロダクトなので、開発側のエンジニアも、それぞれ分野ごとに分かれていて、私の担当は人事管理、給与計算、勤怠管理などの労務分野がメインです。最近は、設計の仕事にも関わるようになって。エンジニアとして手応えを感じていますね。

サブカルをきっかけに、憧れた日本へ

上流工程まで関われるようになったわけですね。では、韓国出身のキムさんが、なぜ日本でエンジニアになったのか、そのいきさつを聞かせてください。

まず、日本に興味を持ったのは、TVドラマがきっかけでした。そこから、バラエティ番組にハマってしまって。そこから日本のことを色々と調べてみたら、アイドルやアニメなどのサブカルチャーが盛んだと知りました。日本語は、TVやアニメ、音楽で学んだと言っても過言ではないです(笑)。それで大学1年生のときに、ワーキングホリデーを利用して日本に1年ほど滞在してみたのです。その当時から、街は清潔で治安も良くて住みやすく、周囲の人たちは優しく接してくれました。景色や雰囲気、言葉にはできない日本の空気感が好きで「大学卒業後は日本で暮らしたい」と。

また、「エンジニアを目指そう」と思ったのは、高校の授業でプログラミングを学んだことがきっかけ。そこで興味を持ち、大学ではコンピュータの構成やプログラムの論理体系といった情報工学を学びました。「得た知識を仕事に活かしたい」と考えたときに、エンジニアは自然な選択でした。

韓国はIT先進国を目指し、国をあげてプログラミング教育に力を入れています。例えば、ソフトウェア学習は小学校の必修科目で、エンジニアを目指す人も多いのです。しかし国の経済成長が鈍化していて、就職氷河期が到来。若手エンジニアは就職競争が激しい世界に。一方で、日本について知っていく中で、「エンジニアが不足している」ということもわかってきて。「ならば、売り手市場の日本でエンジニアになれば稼げるし、暮らしやすい場所で生活できる!」と考えました。

「自分らしい生き方が見つかる会社」に新卒入社

なるほど。少年時代からのふたつの夢を同時に叶えるのが「日本でエンジニアになる」だったわけですね。

はい。その夢を叶えるのをサポートしてくれたのがOSTechでした。最初の出会いは大学4年生のときに参加した、会社説明会でした。OSTechは日本だけではなく、韓国でも就活生向けの会社説明会を開催していました。興味を持ったのは、M&Aによって会社がスピード成長していることと、グローバルに事業を展開していること。「大きなことにチャレンジできそうな会社だ」と思ったのです。

それに、教育システムが充実していて、エンジニアが成長するための環境が整っていることも大きかった。最終的には、面接を担当してくれた方から、「あなたらしい働き方、生き方が見つかる会社です」と聞いて。“日本人ではない”ということが何のハンディにもならず、自分らしさを発揮でき、エンジニアとして活躍できる会社だと思い、入社を決めました。

入社後、エンジニアとして一番、自己成長を実感した経験をシェアしてください。

今の現場に携わるようになって1年が経ち、開発寄りの業務を任されるようになったことです。それまでは言われたことをこなすだけの業務で、その日に指示されたことを、その日の内に終わらせるもの。重要な仕事であることは理解していますが、どうしても「作業するだけ」という意識になってしまっていました。

でも今は、設計まで携わるようになり、納期を考えながら週や月の単位で業務を進めています。自分のアタマで考えたことが、お客様への成果になる。「エンジニアらしい仕事」ができているという実感がありますね。

レガシーシステムが残る日本はチャンスが大きい

順調に自己成長を遂げていますね。では次に、韓国出身のキムさんから見て、IT業界における日韓の違いは何か、教えてください。

日本はレガシーシステムを継承している企業が多いと思います。例えば、日本の金融機関ではCOBOLを使っていることが多い。いちがいに悪いとは言えませんが、基幹システムはオープン化が進んでいますから、DXやマイグレーションを考えたら、次のステップがあると思います。

一方、韓国では最新のシステムを扱うのが主流。そうした最新の知見を日本に持ち込み、レガシーシステムを刷新するビジネスに大きなチャンスがあると思いますね。

グローバルに事業を展開し、キムさんのような海外の人材が活躍しているOSTechが、貢献できる領域がありそうですね! 最後に、キムさんの今後の目標を聞かせてください。

開発寄りの仕事を増やすことです。そのためにも、より専門性の高い知識を得る必要がある。ですから、新しい言語の習得や資格取得のための勉強をスタートしました。日本人の妻との生活のためにも、より高いキャリアを目指したいですね。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

キムさんのような外国の方が日本で働く上で、OSTechという会社の良さは何でしょう。

海外の人材を専門に採用する部署があることです。採用した後の生活面のフォローもしてもらえるので、特に日本で生活したことがない人にとっては、とてもありがたい。また、既に多数の外国籍エンジニアが活躍しているので、先輩からさまざまなアドバイスがもらえるのもメリットです。もちろん、今後、大阪拠点に外国籍の方がジョインしてくれたら、私もフォローしますよ。

それは心強いですね。では、日本で働くときに、どのようなことに気をつけたらいいと思いますか。アドバイスをお願いします。

プログラミングは世界共通語。それは確かです。とはいえ、エンジニアの仕事の成果はお客様やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションの質に左右されるのも事実。日本語力があることにこしたことはないと思います。ただ、日本語は本当に難しい。私は今、韓国語・日本語・英語のトリリンガルですが、日本語に比べれば、英語を覚えるのはラクでした。

私の場合は、好きな日本のテレビ番組があって、それをとにかく何度も見て日本語を覚えました。身を入れて「勉強する」というよりは、興味のあることに触れながら学んだほうが早いかもしれません。

最後に、プライベートで熱中していることを教えてください。

飲食店巡りが趣味です。例えば、ゆっくりとくつろげる居酒屋、レトロな雰囲気の店などが好き。大阪にお越しの際は、”お得”にメガサイズのハイボールが飲めるお店や、格安の韓国居酒屋など、私が開拓したお店をご案内しますよ!

ぜひ、お願いします! 本日はありがとうございました!

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