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2022.09.26

【“我が社の五輪選手”を応援しよう!②】 OSTechのみなさんの期待を背に、 「技能五輪国際大会」に出場します!

2022年10月、韓国のコヤン市で「第46回 技能五輪国際大会 Special Edition」が開催される。その「モバイルアプリケーション開発」種目に、アウトソーシングテクノロジーの新人エンジニア、園田拓也の出場が決まった。OSTech ONLINE MAGAZINEでは、日本代表としてメダル獲得を目指す園田選手を全力で応援するため、大会終了まで追い続ける。今回は、大会を目前に控えた園田と、日本代表を決める選考会で最後まで園田と争った田口寧乙との対談を企画。同じIT系専門学校の学生で、就職先として共にOSTechを選んだ2人。これまでの経緯と、大会へ向けての心境を語り合ってもらった。

PROFILE

  • 園田 拓也(SS事業本部 DXエンジニアリング課)

  • 田口 寧乙(SS事業本部 企画開発課)

  • 杉山 大樹(KENスクール講師/株式会社シンクスバンク 技能五輪モバイルアプリケーション開発職種 エキスパート)

ARを駆使して“スマホでカーテン選び”アプリを制作

最初に、2人が日本代表の座を競い合った、技能五輪国際大会の種目について教えてください。

園田 私が出場するのは、「モバイルアプリケーション開発」という種目です。スマートフォンやタブレット向けのアプリケーション開発の技能を競うもの。大会当日に開発テーマが与えられ、4日間、合計で18時間~22時間以内に、ひとりでイチからアプリを完成させる競技です。

田口 「モバイルアプリケーション開発」は、今大会から新設された種目。私たち2人が、まだ同じIT系の専門学校に通っていた時期に、日本代表の選考会がありました。

専門学校では、どのようなことを学んでいたのですか。

園田 まさに「モバイルアプリケーション開発」全般を勉強していました。プログラミングだけでなく、UI設計から動作テストに至るまで。技能五輪では、ひとりでデザインやテストまで行うことが求められる。ですから、モバイルアプリの開発に携わった経験は豊富でも、「プログラミングだけ」とか「UIのデザインだけ」とか、一部分の経験しかない社会人のエンジニアの方よりも、この競技に向いているのかもしれません。

田口 私も専攻は園田君と同じです。実は、園田君とは一緒に卒業制作をした仲間。“部屋のカーテン選びに失敗しないアプリ”をテーマに制作しました。
ARの技術を使って、部屋の内装とカーテンのデザインをリアルに近い形でマッチング。スマホ上で気に入ったものを選べるアプリです。

接戦を制して日本代表に選ばれた

それは、商品化されたらヒットしそうですね! 2人が優秀な学生だったことがうかがえますが、そもそも技能五輪を目指したきっかけは何だったのでしょう。

園田 2020年11月に、担任の先生から「『技能五輪』に参加してみないか」と、お声掛けいただいたことです。詳しく話を聞いてみて、「おもしろそうだ!」と感じたので挑戦することに。最初から「世界大会に出て優勝しよう!」という野心があったわけではなく、「新しいこと、刺激的なことへのチャレンジに興味がわいた」という感じでした。担任の先生にしても、そうした私の好奇心旺盛な性格を評価して、声を掛けてくださったのかもしれません。

田口 私も園田君ときっかけは一緒です。もともと、私たちが通っていた専門学校には、若年者ものづくり競技大会の「業務用ITソフトウェア・ソリューションズ職種」に、選手として出場が決まった方が在籍していて、学生たちでそのサポートをさせていただくこともあって。そうした繋がりで、技能五輪のことは知っていました。先生からお声掛けいただいたときは、「世界大会に出場できれば貴重な経験が積める」と思って、即決しましたね。

世界大会への出場を決めるまでの経緯を聞かせてください。

園田 候補者は全部で4名でした。1名は私たちの先輩で、3名は同期。予選の結果、私と田口君の2名が残りましたが、私は「田口君が代表になるんだろうな」と思っていて。予選の段階では、田口君の方が高得点でしたから。でも、その後、OSTechグループのKENスクールで講師を務めている杉山先生が私たち2人のコーチになってくださって。本格的にトレーニングが始まると、「何とか田口君を追い越したい」という気持ちになっていました。

競技に勝つためのスキルが身についてくるのに従って、負けず嫌いの性格が表に出て。夢中でトレーニングに取り組んでいましたね。当時は週3日、学校の授業が終わってから最終選考会に向けたトレーニングを受けました。卒業制作の時期と重なっていたので、学業との両立に苦労したことを覚えています。

田口 最終選考では、僅差ではありましたが、園田君に負けてしまいました。結果を聞いたとき、「悔しい」と思ったのは確か。でも、同時に、「うれしい」と思ったのも正直な気持ちです。それは、彼が努力しているところを隣で見ていたから。園田君が代表に選ばれたのは、私よりも努力が勝ったということ。今では、彼の一番の応援団になりたいと思っています。

幅広いチャンスがあるからOSTechを就職先に選んだ

ライバルとして切磋琢磨することで、友情も深まったのですね! では次に、優秀な学生だった2人が、OSTechを就職先に選んだ理由を教えてください。

田口 OSTechを知ったのは、杉山先生とご縁ができたのがきっかけ。SESだから、さまざまな現場を体験できる。「それが自分の成長に繋がる」と思って、興味がわきました。またインターンを通して経験したモバイルアプリケーション開発も、入社後の業務で活かせると思い、応募しました。

一番、印象に残っているのは面接の際、担当の方から「自動販売機のソフトウェアに使われているプログラミング言語が何か、知っていますか?」と聞かれたこと。全く分からなかったのですが、「エンジニアリングの会社らしい」と、好感を持ちましたね。

園田 私がOSTechを就職先に選んだのは、「常に新しいことへチャレンジする姿勢を持った会社だ」と感じたからです。私の得意分野は確かにモバイルアプリケーション開発なので、それをエンジニアとしてのキャリアの軸にしていこうと考えていますが、できることが限られてしまうのは避けたい。杉山先生も、「園田さんは、もっと視野を広げるべきだ」と。

そう思って、さまざまな案件を手掛けているOSTechに応募。面接で「OSTechならDXやXRの領域の事業に携わるチャンスがある」と聞いたことが、入社の決め手になりましたね。

入社後は、園田さんは技能五輪に向けてのトレーニングに励んでいて、田口さんはそのサポートをしているそうですね。大会が終わったら、どのような仕事に取り組みたいですか。

園田 まずは、モバイルアプリケーション開発の現場を経験したいです。今回の技能五輪で学んだこと、経験したことを、業務の中で活かせるかどうか試していきたいですから。 

田口 私も、最初はモバイルアプリケーション開発の現場を経験したい。その上で、例えばインフラであるとか、他の分野も経験して、幅広く対応できるエンジニアになりたいです。自己成長のためには、全く知らない分野であったとしても、挑戦していくことが大事だと思ってます。

出場するからには金メダルを狙います!

では、田口さんから、本大会に向けてトレーニングに励む園田さんへのエールをお願いします。

田口 自信を持って挑んで欲しいです。代表決定の予選で私に勝ったのと同じように、トップを取ることにこだわり競技に打ち込めば、きっとチャンスがあるはず。2人で取り組んだ卒業制作で「新しい機能を加えたい」と相談したら、速攻でOKしてくれて、一生懸命に挑戦してくれた。そんな園田君だからこそ、今回も良い結果を出してくれると信じています。頑張って!

ありがとうございます。最後に、園田さんから、10月の決戦に向けての意気込みをお願いします!

園田 やるからには、金メダルを獲得するつもりで挑みます。「モバイルアプリケーション開発」は新設された種目。ほかの競技よりも注目を集めることになるかもしれません。そうした中で、しっかりと結果を出すことができれば、OSTechの企業価値を高めることにも貢献できるはず。背負っているものは大きいので責任も感じますけど、頑張ります! 応援してもらえるとうれしいです!

【園田選手への応援メッセージを募集中!】
10月に韓国で開催される「技能五輪国際大会」に、OSTech社員として出場する園田拓也さんに、応援のメッセージをお願いします!
メールの件名を「応援メッセージ」として、必要事項を記入の上、お送りください(150文字程度)。
社員のみなさんからの激励として、WEB社内報に掲載いたします。
メール送信先:ostech-magazine@ostechnology.co.jp
●必要事項
①所属部署
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④入社年(西暦)
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