Career Story

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2022.11.21

【R&D】 再び脚光を浴びる“日の丸半導体”。 その最前線で奮闘しています

「1988年=50.3%」「2019年=10.0%」。世界の半導体生産に占める日本企業のシェア率は、劇的に低下した(経済産業省調べ)。しかし、「産業の脳」とも呼ばれる半導体を輸入に頼れば、日本の経済成長を妨げ、安全保障上のリスクにもなる。そこで今、国が主導して、半導体産業をもう一度、復活させようとする動きが活発だ。アウトソーシングテクノロジーも、そうした国策に貢献するべく、半導体関連産業の現場で多くのエンジニアが活躍している。今回はそのひとり、富山支店のエンジニア、赤松崇哉どのような仕事に携わり、どのようなやりがいを感じているのか語ってもらった。

PROFILE

  • 赤松 崇哉(R&D事業本部 富山支店 チームリーダー)
    ◆入社:2018年(新卒)
    ◆趣味:野球、山登り

コロナで海外のフィールドから国内工場へ異動

まずは自己紹介をかねて、赤松さんの現在の業務内容を教えてください。

半導体製造装置を生産している工場で、装置の部品の製作に携わっています。ケーブルなどを加工して装置に取り付けられるように整えるのが主な仕事。非常に細かく繊細な作業ではありますが、装置の全体像を把握した上で、「このケーブルに求められる機能は何か」を常に考えながら取り組んでいます。

というのも、私はもともとフィールドエンジニアとして、装置の納品先である海外の半導体製造工場に出向いて、装置の据え付け作業に携わっていました。でも、2年目を迎えたころ、コロナの影響を受け、海外への出張が困難に。それで、国内工場勤務に異動になったのです。ですから、「装置がお客様先できちんと稼働できるようにする」ことをイメージして、工場での作業にあたっています。

また、工場のメンバーに「担当している工程で、どのようなことに注意すれば、お客様先でスムーズに装置が動くのか」を伝えるのも、私の役割。例えば、石英ガラス材をネジ留めする場合、ネジを留める角度が少しでもズレていると、石英ガラス材にヒビが入ったり、割れたりするリスクが高まる。工場での作業では、「ネジをしっかり留める」ことだけに集中しがちなので、角度に少し違和感があっても作業を続けてしまうこともありえます。しかし、このようなちょっとした気遣いでトラブルが起きる可能性を低くすることができる。ですから、お客様への納品後に問題が起きないように注意喚起することはもちろん、経験してきたからこそ伝えられる情報は、常に共有しています。

赤松さんはOSTechに新卒で入社して5年目だそうですが、若手ながら、他のメンバーの仕事の品質を上げる、サポートにも気を配っているのですね。では続いて、赤松さんがOSTechに入社するまでの経緯を聞かせてください。

子どものころからプラモデルを作るのが好きで、モノづくりに興味がありました。でも、高校時代は甲子園を目指して、野球に夢中で。あまり勉強に力を入れられなかったので、理系の道は断念。文系に進路を定めて、大学では経営学を専攻しました。でも、就活のときに「自分は何をしたいのか」と自分に問い直したら「やはりモノづくりに携わりたい」と。なかでも、これからも伸びていくことが期待できるIT業界に絞ることにしました。

OSTechとの出会いは、大学の就職課の先生から紹介されたこと。決め手になったのは、「教育体制がしっかりしている」と感じたことでした。未経験からキャリアアップしようとしている私には、最適な環境だと思ったのです。面接のときにも、面接担当の方がKENスクールや勉強会など、さまざまなスキルアップ支援があることを、丁寧に説明してくれて。お陰で、入社後のイメージが明確になり、ぜひここで働きたいと心を決めました。

中国の工場で装置を据え付ける業務を経験

では入社後に自己成長できたと感じた経験を教えてください。

新卒入社して最初に携わった今の現場で、フィールドエンジニアとして、中国の工場での半導体製造装置の据え付けに携わったことです。半導体製造装置は、日本の工場で完成させた後、一旦、分解して、梱包した上で輸送。現地で開梱し、組み立てて、きちんと稼働するかどうか動作テストをした上で、お客様に引き渡すのが私たちの仕事でした。装置の構造を理解していないとできない仕事ですから、研修後は実物を前に現場で実践しながら、一つひとつ知見を深めていきました。

その際、私が心掛けたのは「納期を早くすること」。そうすればスケジュールの面からもお客様に評価していただけるのはもちろん、自分にとっても作業スピードを意識することで、スキルや知識を早く吸収することができるメリットがあったからです。ただ、納期を早めるためにはお客様の担当の方々にも協力していただく必要がある。そのためのコミュニケーションには苦労しましたね。「やはり言語の壁は厚い」と感じて、中国語を独学で勉強し、伝える努力を重ねました。そうして海外での仕事を約2年経験したころには、自分が先頭に立って据付作業に携わるようになっていました。

新卒入社から2年で、リーダーシップを発揮できるようになったのはすごいですね。その後、コロナの影響で国内の製造部門に異動したわけですが、エンジニアとしての考え方や姿勢に、何か変化はありましたか。

はい。フィールドエンジニア時代は作業のスピードばかり気にしていましたが、今は「品質と納期とバランスを取らなければいけない」と思うようになりました。それは、今いる製造部門の仲間たちが、一つひとつの作業に、丁寧に取り組んでいる姿を目の当たりにしたからでしょう。

もしまた、フィールドエンジニアとして働く機会があったら、現地で開梱したときに、まず部品の状態を細かくチェックすると思います。以前は経験が浅いこともあって「とにかく組み立てて、それで不具合が出たら、そのときに考えれば良い」と思っていました。でも、製造部門を経験した今は、部品ごとに「最も性能を発揮できる状態」をよく知っている。だから、組み立てる前に部品の状態を調整して、その上で組み立てます。装置の状態の良し悪しは、即、半導体の製造数に大きく関わってくる。だから最上の状態でお客様に引き渡したいです。そうすることによって、世界的な需要にも、お客様の期待にも応えられるはずですから。

OSTech内で半導体分野の勉強会を開催したい

国内の半導体産業は、再び盛り上がってきています。赤松さんは今後、半導体産業にどのように貢献していきたいと考えていますか。

いつかOSTech社内で、半導体製造装置の据え付けに関する勉強会を開いて、私の経験をみなさんにシェアできればよいですね。この分野に関してはある程度経験を積んできていると思いますから。日本は半導体の素材や製造装置では世界トップクラス。近年はそれを海外へ輸出していましたが、これからは国内向けに提供していくケースが増えていくと思います。そうしたなかで、OSTechが半導体製造装置の据え付けに精通する人財を多数、現場に送り出すことができれば、大きな貢献ができると思います。私が少しでも、お役に立てたらうれしいですね。

ぜひ、実現してください。では、今後のキャリア目標を聞かせてください。

個人としての直近の目標は、電気工事士の資格を取ることです。今、携わっている作業には、電気についての知識が非常に役に立つので。また、感電・漏電などの事故のない、安全な作業環境を整えるためにも、役立つと思います。ほかに、OSTechメンバーとしての目標は、チームリーダーとして10名のメンバーの活躍の場を広げて、富山支店の業績を伸ばすこと。そうすることによって、会社に貢献していきたいと考えています。

リーダー仲間の松本さんと一緒に

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

今、チームリーダーを務めている赤松さん。メンバーのサポートができたと実感したことをシェアしてください。

定期面談の中で、後輩メンバーから「実は、お客様先の人間関係で悩んでいます」と相談してもらえて、一緒に改善策を考えることができたことです。これまでリーダーとして、何でも相談しやすい雰囲気を感じてもらえるように努力してきました。その結果、信頼関係を築けたのではと思います。

そのケースでは、どのようなアドバイスをしたのですか。

「自分が主体的に動いて、上長の方が指示したり、確認したりする手間を省けば、きっと上手くいくようになりますよ」と。積極的なコミュニケーションは人間関係に余裕を生みます。部下が主体的に動いてくれて、負荷が下がれば、問題は解消されると思いました。

状況の好転に繋がれば良いですね! 最後に、休日の過ごし方など、プライベートのことを教えてください。

山登りをして、自然に触れることで気分転換をしています。コロナの影響で外出する機会が減り、仕事でも工場の中に籠りっきり。外の空気を吸わないと息が詰まってしまいますから。最近だと、尖山(とがりやま)に登りました。登るのはそれほど難しくない山ですが、頂上から立山連峰や富山平野を一望でき、とても景色が綺麗。お勧めスポットです。もう少し仕事に余裕ができてきたら、立山にトライしてみたいですね。配属をきっかけに富山に住むことになりましたが、せっかくできた地域との縁も大切にしていきたいと思います。

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