Career Story

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2021.07.19

【名古屋支店エンジニア対談】 男性が多い新型車の開発現場で、 品質管理に奮闘する女性コンビ

PROFILE

  • 吉田 亜由美(R&D事業本部 名古屋支店)
    ◆入社:2016年
    ◆趣味:家族や友人と美味しいものを食べる事、 読書

  • 藤枝 真里奈(R&D事業本部 名古屋支店)
    ◆入社:2018年
    ◆趣味:釣り

ニッポンの自動車産業の心臓部とも言える東海地方。OSTech名古屋支店に所属するエンジニアは、自動車業界に携わる人が少なくない。新型車の開発現場で、品質管理エンジニアとして働く吉田亜由美と藤枝真里奈もそうだ。男性が多い現場で、女性エンジニアのコンビとして活躍。顧客企業から高い評価を獲得している。今回は、チームリーダーとメンバーという関係でもある、吉田と藤枝の対談を企画。それぞれのキャリア・ヒストリーを交えながら、仕事のやりがいや顧客企業への貢献などについて語り合ってもらった。

量産化前の試作車の不具合をつぶしていく任務

最初に、現在の業務内容について教えてください。おふたりは、同じ現場で働いているんですよね。

吉田 はい。自動車の開発現場で、品質管理の業務に就いています。量産化される前の試作車の段階で、不良や不具合がないかチェック。品質に関するデータをまとめて、自動車メーカーさんなどにお渡しする書類を作成しています。一見、事務職のような仕事ですが、設計図面を読み込んだり、各部品の機能や仕様を理解しないとできない。エンジニアとしてやりがいのある仕事ですね。

藤枝 私は、吉田さんたちが作成した書類を自動車メーカーさんなどに持って行って説明したり、「こんなテストをしてほしい」といったご要望を聞く、渉外業務を担当しています。ちょっと営業職に近い仕事ですね。とはいえ、話すことは試作車の改善に関する調整がメインですから、専門知識は不可欠。時には、自分で測定機器を使ってお客様からご要望いただいたデータを集めることもあります。

世界に誇る日本車の品質の高さ。それを支える役割を担っているんですね。では、お二人がそんな最先端の開発現場で働くに至るまでに、どんなキャリアを積んできたのか、聞かせてください。

吉田 実は、二人とも異業種からの転職組。未経験で入社して、OSTechでエンジニアとしてのスキルを身につけてきた、という共通点があるんです。私の場合は、もともと飲食業界で働いていました。その後、結婚を機に、家庭との両立を考えて事務職に転身。でも、もう少し本格的に「手に職をつけたい」と考えるようになって、仕事を探していくなかでOSTechを知りました。決め手は、社内研修やKENスクールなど教育体制が充実していること。未経験からでも、今後ますます需要が増えていくエンジニアになれる環境だと感じたからです。

藤枝 私の場合、美容専門学校を卒業し、美容師をしていました。ですが実際に働いてみると、体力的に厳しくて。転職を考えた時、高校で建築デザイン系のことを学んでいたので、それを活かせる仕事を探そうと。その中でOSTechの求人に出会いました。吉田さんと同じく、未経験者からプロのエンジニアになれるというところが最大のポイント。それに福利厚生がしっかりしていたのも魅力でした。

今の現場には吉田さんが先に配属されたと聞いています。初対面の時、お互いにどんな印象でしたか。

吉田 「可愛い女性が来た!」と(笑)。男性が多い職場なので、事前に「女性が来る」と聞いて楽しみにしていたんですよ。実際に仕事ぶりを見て、凄くしっかりしているし、コミュニケーション能力が高い人だな、と感じましたね。

藤枝 嬉しい!ありがとうございます。吉田さんの印象は、“頼りになるやさしい先輩”。周りは男性ばかりなのですが、その中で同じ女性で活躍されている吉田さんの存在は本当にありがたいし、助けられています。しかも、とても話しやすい雰囲気を作ってくれる。安心して働けています。

チームリーダーとしてマネジメントを経験

入社後、仕事でやりがいを感じていることをシェアしてください。

吉田 チームリーダーになり、藤枝さんも含めてメンバーの相談に乗ったりすることで、マネジメントについての自信がついたことです。メンバーが私を頼ってくれることが嬉しい。なかには、技術的なことだけでなく、人間関係のデリケートな問題を相談してくれるメンバーもいて。私一人で対応できなければ、キャリアアドバイザーや支店の方に相談して、問題を解決できる方法がないかを探るように努力しています。前職で事務を続けていたら、こんなに早くマネジメントをすることはなかったと思いますし、OSTechに転職したからこそだと感じています。

藤枝 私の場合、小さなことであっても、「この仕事は君に頼みたい」と任せてもらえること。入社3年目になって、依頼されることが増えてきたんです。例えば、測定機器を使ってデータを収集する業務も、最近、任せてもらえるようになった仕事の一つ。測定の方法は、絶対的な正解は存在せず、エンジニアが自分で考えてやり方を探っていくもの。だから、それを依頼してもらえること自体、エンジニアとして信頼された証し。自分の成長を実感できるんです。

お二人とも未経験でOSTechに入社した後、エンジニアとして大きく羽ばたいている感じですね。社内の研修やKENスクールの講座などで、自己成長の役に立ったものはありますか。

吉田 私は異業種からIT業界に入ったので、Officeソフトの使い方、プログラムの基礎、ネットワークの概念など、全く無知だったから、全てが凄く役に立っていますよ。とくに図面の見方なんかは、現在の業務に物凄く役立っています。

藤枝 同感です。私の場合、お恥ずかしい限りですが、本当に初心者だったので、Excelの関数を使ってデータ分析を行うことを研修で学べたのがありがたかったですね。業務で必須のスキルで、使えないと仕事になりませんから。IT業界にいる人は当然のことなんでしょうけど、未経験者にとってはとてもありがたい研修です。

「仕事を発注したいからOSTechの営業を紹介して」と

教育体制のほかに、OSTechを人に自慢するなら、どんなところを挙げますか。

藤枝 エンジニアを派遣するサービスをしているので、メーカー勤務などとは違い、色々な現場を経験できることです。エンジニアとしてキャリアを積みたい人にとっては、これ以上ないくらい、恵まれた職場ではないでしょうか。

吉田 その通りだと思いますね。しかも、派遣でありながら会社との距離感が近く、働きやすい環境だと感じることが素晴らしい。チームリーダーを任せていただいて、よく分かったことですが、何か問題が起こったときなど、会社全体のフォロー体制が万全。「話が伝わりにくい」と感じたことがありません。会社と心の距離が近いせいか、現場にいても物理的な距離を感じさせないところが良い点ですね。

藤枝 確かに。“派遣業界あるある”で、派遣元の会社より派遣先の会社に所属している意識になってしまいがち。でも、私は「OSTechのメンバーだ」という意識が強くあります。そういえば先日、お客様の担当の方から、「新たに発注したい仕事があるので、OSTechの営業を紹介して欲しい」と声を掛けていただいて。すぐに支店に連絡したんですけど、あれは誇らしかったですね。

素晴らしい。お二人はチームリーダーとメンバーという関係でもありますが、例えば飲みに行ったりすることもあるのでしょうか。

吉田 はい、ありますよ。コロナの影響で、今は制約がありますけど、以前は頻繁に飲みに行ったよね。お互い、漫画が好きで。ちなみに、私の方がお酒は強いかな(笑)。

藤枝 強いっていうか、吉田さんは“酒豪”ですよ(笑)。私はそこまで飲まないです。漫画もだけど、恋バナで盛り上がったりもします。女子の世界ですよ。

楽しそうですね! では最後に、お二人の今後の目標を聞かせてください。

吉田 女性が少ない環境で働いていますので、この現場における女性エンジニアの“ロールモデル”になりたいと思っています。

藤枝 期待値を超えるような結果を出していくこと。この現場で、もう3年働いているので、“できて当然”と思われることが増えてきた。だから、期待を上回るような仕事をしていきたいです。

本日はありがとうございました!

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