Career Story

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2022.11.14

【R&D】 新卒入社から6か月後に海外へ。 半導体は若手が活躍できる分野です

立山連峰の万年雪が融け、急流や地下水となって、富山湾にいたる。そこから得られる良質で豊富な水資源と、安価で安定的に供給される水力発電の電力。それを支えに、富山県には多くの半導体や半導体関連の材料・装置の工場が集積している。そうした現場で、多くのエンジニアに活躍してもらうことで、県の産業発展に貢献しているのがアウトソーシングテクノロジー富山支店だ。今回は、2021年に新卒入社後、同支店へ配属され、半導体製造装置を海外の工場に据え付ける業務に取り組む多田真盛を取材。半導体分野に携わるエンジニアとして、どのように成長しているのか、語ってもらった。

PROFILE

  • 多田 真盛(R&D事業本部 富山支店)
    ◆入社:2021年(新卒)
    ◆趣味:ゲーム

シンガポールと台湾でマシン据え付けに携わる

まずは自己紹介をかねて、多田さんが現在、携わっている業務を教えてください。

半導体製造装置の据え付けに携わっています。富山にある半導体製造装置メーカーで働いていて、そこで製造されたマシンを、輸出先である海外の半導体工場に据え付けるのが、私の主な業務。現在までに、シンガポールと台湾でマシン据え付けを経験しました。最初に行ったのはシンガポールで、OSTechに新卒入社して約半年後のことでした。

半導体製造装置の高さは約3m、幅は約2m。大型なので、部品を分解した状態で輸送します。そして、現地の工場に届けられた20個ほどのコンテナを開梱し、一つひとつの部品を検品することから、私を含めて5名の据え付けチームの作業がスタート。検品が終わったら、半導体製造装置を組み立てていきます。設計図通りなのはもちろん、手順も正確に組み立てないと、不具合が起きる可能性が高まります。ですから、とにかく正確にこなすように心掛けていました。

別の機会に、台湾でマシンの調整作業に携わりました。これは、マシンが組み立てられた後に現地入りして、正常に動作するか点検する仕事。台湾の工場に納入した半導体製造装置は、シンガポールで据え付けを担当したマシンよりも小ぶりでしたが、「流れ作業の工程に沿って、ウェハがきちんとマシン上を搬送されていくかどうか」「安全装置であるインターロックが機能するかどうか」など、あらゆる側面の点検を担当。5名から10名で構成されるチームで、1台ずつ、点検していきました。

自己成長できる環境がOSTech入社の決め手

エンジニアとしてスタートを切って約半年後に、大きな舞台を経験していますね。では次に、多田さんがどのような経緯でOSTechに入社したのか、聞かせてください。

大学では化学を専攻していました。高校時代から理系で、化学の成績が一番良かったので、そのまま勉強を続けて。進路としては、大学院に進学することを視野に入れていたため、同級生が就活を始めていた時期でも、私はのんびりしていましたね(笑)。でも、さまざまな事情から進学は断念。そこから就活を始めました。就職先としては「何か、モノづくりに携われる仕事ができればいいな」と。

就活の中で、就職エージェントの方に紹介されてOSTechと出会いました。決め手になったのは、大企業の仕事の実績が豊富にあるので、「自己成長していくための環境が整っている」と感じたことです。メーカーに入社すると、ひとつの会社のやり方しか習得できませんが、OSTechなら複数の企業の現場でモノづくりに携われる。それが魅力で入社を決めました。

入社後は、すぐに富山支店への配属が決まりました。私は首都圏の出身で、それまで富山には縁もゆかりもなかった。初めて一人暮らしをすることもあって、新しい環境に慣れるまで時間が掛かりましたね。

日本の半導体工場での仕事も経験した

生活面での苦労もあった訳ですね。では、その富山の現場で、エンジニアとして成長できた経験を教えてください。

大学を卒業したばかりの新人にも関わらず、配属されてすぐに、海外での仕事を経験できたことです。日本人エンジニアの先輩はいるものの、海外の工場で、期日までに組み立てや点検を完了させなければならないので、じっくり教えてもらえる環境ではありません。ですから、「できる限り自ら勉強して、どうしてもわからないことだけ、先輩に教えを乞う」ように努めました。そのお陰で、据え付けに関しては誰かに指示されなくても、できるようになったと思います。

そうした手応えを今年、国内工場での半導体製造装置の据え付けに携わって実感しました。据え付けのプロセスで、何か戸惑ったり、迷ったりすることなく、しっかり進めることができました。海外よりも国内では、同じ半導体工場でも工場用地に掛かるコストの差なのか、私たちが作業するスペースが狭い。それだけ、効率的に作業することが求められましたが、問題なく進められたと思います。

なるほど。国内の工場で仕事をすることもあるのですね。

はい。今、国が主導して国内の半導体産業を盛り上げようとしていますから、海外への輸出が主だった半導体製造装置について、国内需要も増えてきています。コロナの影響で海外出張が困難になったこともあり、私のようにマシンの据え付けに携わるエンジニアが、国内で活躍する機会も増えてきていると思います。

これから半導体分野に携わる後輩エンジニアに対して、アドバイスをお願いします。

精密機器を扱う現場ですから、「言われたことを正確にこなせる」というのは大前提になると思います。作業手順や部品の扱い方について、厳しいルールがあるので、しっかり把握するように心掛けて欲しいですね。でも、それさえ守れれば、私自身がそうだったように、経験の浅い若手でも活躍できる分野だと思います。コロナ禍が収まれば、海外へ行くチャンスも増えますし、良い経験ができるはず。

他にアドバイスすることがあるとしたら、半導体分野に限りませんが、「わからないことに出くわしたら、まず自分で勉強した上で、それでも不明な点を上司や先輩に質問する」という姿勢でいて欲しい。その方が、ただ質問して答えを教えてもらうよりも、吸収するのが早いですから。現場では、普段から周囲の人たちとコミュニケーションを取り、質問しやすい環境づくりを心掛けて欲しいですね。

ありがとうございます。最後に、多田さん自身の今後のキャリア目標を聞かせてください。

今年中に中国への出張があると聞いているので、そこの現場では上司や先輩に頼らずに、自分でできることを増やしたいと思っています。遠い先のことに目を向けるより、一つひとつの仕事をしっかりこなし、早く独り立ちできるようになることを目標にしています。そのためにも、“武者修行”のような環境になる海外での仕事が、もっと増えてくることを期待しています。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

海外出張の多い環境で働いている多田さん。海外でのプライベートの時間は、どのように過ごしていましたか。

それが残念ながら、コロナ禍での出張になってしまったため、観光できるような状況ではなかったですね。それに、業務に関連する勉強もしたかったので、工場での作業を終えて宿に戻った後は、ほとんど勉強に費やしていました。ただ、台湾に行ったときは「何としてもおいしいものを食べたい!」と思って、帰国する直前、海鮮系の居酒屋に立ち寄りました。エビとアサリの中華料理を食べたのですが、あのおいしさは今でも忘れられません。

グルメという程ではないですが、おいしいものには興味があるので、次に出張したときは、現地にしかない料理を出すお店に行きたいです。

おいしいお店に出会えたら、ぜひ、その情報をシェアしてくださいね! では、日本にいるときのプライベートでは、どのようなことをしているのでしょう。

休日は、RPGのゲームをして、気分転換していますね。最近ハマったのは、2022年3月に発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム。どのキャラクターを選び、どのような戦術で進めていくのか、自分で考えるのが楽しいです。

エンジニアらしい趣味ですね! では、エンジニアとして、OSTechのメンバーであることのメリットは何か感じていますか。

資格取得支援などの教育制度が充実していて、キャリアアップを会社がバックアップしてくれることです。私自身、将来的に、今とは違う現場で違う業務に携わる可能性も。そのような場合は、KENスクールを利用するなどして新しい業務に関連することを学び必要な資格を取得できれば、新たな現場でいち早く活躍できると思います。

また、このWEB社内報を通して、社内のほかのエンジニアさんの仕事を知ることができるのも良いところ。違う分野のエンジニアさんの業務内容やキャリアはなかなかわからないですから。今後、半導体分野に携わるエンジニアさんの記事が掲載されたら、読んでみたいです。

半導体分野はどんどん盛り上がっているので、これからも取り上げていく予定です! 本日はありがとうございました!

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