Career Story

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2021.08.16

【技術管理部】 3次元 CADを武器にキャリアアップ 次のステップは若手サポート

PROFILE

  • 岩﨑 俊博(人財戦略本部 技術管理部/係長)
    入社:2013年
    趣味:サッカー観戦、カラオケ

アウトソーシングテクノロジーのエンジニアが思い描いた通りにキャリアアップを果たせるよう、研修の開発・導入などを行っている技術管理部。同部の係長として実務を担う岩﨑俊博は、3次元 CAD「CATIA」を自由自在に操り、自動車や航空機に関わる装置の設計などを経験してきた。現在、主に西日本エリアの4,000名にのぼるエンジニアのキャリアアップを支援する岩﨑自身は、どうやって専門知識を身につけ、キャリアアップしていったのか、語ってもらった。

「自分の強みになるのはCADだ」と気付く

私は、工業高校の電子工学科の出身。卒業後は、通信系の会社に就職しました。でも「通信よりも、ハード系のモノづくりがしたい」と思うようになって、金融機関のATMを製造している会社に、契約社員として転職したんです。そこでは、ATM を組み立てて、システムを入れて立ち上げる仕事をしていました。希望通りの仕事ではあったんですが、契約社員だったこともあって、「何か、自分が得意とする分野を見つけなければ先が明るくないぞ…」と考えていたんです。

そうしたなか、たまたま仕事でCADを使う機会があり、普通なら3日間ぐらいかかる仕事を、1日で仕上げることができたんですよ。「これは面白い!」と感じて、スクールに通って資格を取ったんです。その上で、「CADを武器にキャリアアップしていこう」と決意。とにかく経験を積むことが大事だと考え、「派遣」で働くことを選択しました。実際、CADを扱えるエンジニアのニーズは多く、ほぼ私の希望通りにCADを使う現場ばかり、派遣してもらえました。エアコンの室外機の設計だったり、戦闘機を自動洗浄するための装置の設計だったり、キャリア形成に有用な仕事をたくさん経験することができましたね。

なかでも、ある現場で、最新鋭の3次元CAD「CATIA」を使用した経験ができたことは、後の仕事にも大きく役立ちました。そして、「CADを駆使するエンジニア」としての自分に自信がついたころに、OSTechからのスカウトがありました。同じ現場でOSTechの方も一緒に働いていて、その方が推薦してくださったようです。誘いを受けた決め手は、派遣しているエンジニアが、 当時は、「派遣で経験を積んだ後、どこかのメーカーに正社員で入社したい」というキャリアプランを描いていましたから。

リーダーを経験し「OSTechで働き続けよう」と決心

 OSTechに入ってからは、自動車のハイブリッドモーターの設計や、航空機の装置に関する設計の仕事に携わりました。特に航空機の案件では、主翼の一部の装置を担当。私が関わった装置を付けて、テスト飛行で離陸する姿を見学することができました。飛行機が舞い上がった瞬間の感動は、今でも忘れられません。

こうした仕事を手掛けて、エンジニアとしてのスキルアップを果たす一方で、マネジメントにも挑戦させていただきました。入社2年目の2015年には名古屋支店でチームリーダーとなり、その2年後の2017年には500名ほどの大所帯のメンバーをマネジメントする、セクションリーダーに就任。このころには、「いずれは、どこかのメーカーの正社員に」という希望はなくなり、「OSTechの中で活躍したい」と考えるようになっていました。

マネジメントを経験したことで、「自分個人のキャリアアップを目指す」という意識から、「メンバーのキャリアアップを支援したい」という意識に変わっていきました。前職の派遣会社では、現場のエンジニアがマネジメントを経験するチャンスはほとんどありませんでしたが、OSTech独自のリーダー制度のおかげで、「キャリア支援」という新たなやりがいに気付くことができました。

一人ひとりにキャリアデザインをイメージしてもらいたい

そして1年後の2018年、社内研修の企画・運営を担う技術管理部へ異動することになったんです。今度は、西日本エリア全体を対象とするので、4,000名ものエンジニアのキャリア支援をすることに。最初は、「自分にできるのだろうか?」という不安もありましたし、現場を離れて完全にバックオフィス側で働くことへの戸惑いもありました。でも、チームリーダーやセクションリーダーを経験して、キャリア支援の仕事にやりがいを感じていたので、チャレンジする意思を固めることができたんです。

“OSTechに在籍するエンジニア全体のスキルアップ”を使命に技術管理部で働き始めて、課題が見えてきました。エンジニア一人ひとりの経験やスキルは異なるから、それぞれの目標や意識の持ち方にはバラツキがある。だから、エンジニアのスキルを全体的に底上げするためには、研修コンテンツのバリエーションを増やしていかなければならないんです。研修のメニューを増やし、エンジニア一人ひとりが、自分に最適なキャリアデザインがイメージできるようにしたい。

また、個々の研修の企画内容や、講義の進め方については、“内発的動機づけ”をすることを重視しています。自ら高い目標を設定し、自ら進んでいこうとする意欲を促進することが、私達の役目。ですから、私自身が研修講師を務める時は、私が経験してきたことや、どのようにキャリアデザインを描いたのかをお話しすることで、少しでもみなさん自身がキャリアデザインのイメージを膨らませたり、キャリアアップへの意欲を高めたりすることに、貢献したいと思っています。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

同業の会社からOSTechに転職してきた岩﨑さん。他人にOSTechを自慢するとしたら、どんな点を推しますか。

現場で活躍している一人ひとりのエンジニアについて、お客様から高く評価していただいていることですね。「OSTechのエンジニアは、意欲的でコミュニケーション力が高い」と。そう評価されている理由の一つは、OSTech独自のリーダー制度にあると思います。エンジニアが若いうちからリーダーになり、マネジメントを経験することで、仕事に対する意欲や責任感を高めていき、成長につながっているんだと思います。

なるほど。では反対に、会社として「まだ十分ではない」という点を挙げるとすれば、どうでしょう。

私自身の業務の範囲内で言えば、エンジニアのみなさんのスキルアップへの意欲に応えるには、社内研修が質量ともに、まだまだ不足していると感じています。講座のメニューを充実させるとともに、オンライン講座などを増やして、受講しやすい環境をつくることも重要。将来的には、VRなどを使って、より現場での作業がイメージしやすい講義を遠隔で行える仕組みを導入したい。最先端技術を学ぶ研修は、研修の進め方にも最先端技術を活用するべきですから。

夢がありますね! では話題を変えて、プライベートで取り組んでいることを教えてください。

コロナの影響で運動不足になっているので、最近、ウォーキングを始めました。週末だけですが、1回に7キロほど歩いていますね。あとは、日々の食生活で糖質を減らそうと思い、メニューを考えたり、自身で料理をしたりもするんですよ。仕事とは全く違うことをするので、良い気分転換になっています。

健康的で良いですね! 今日はありがとうございました!

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