Career Story

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2021.03.01

【SS】未経験ながら入社1年半で大手通信会社の業務改善に貢献

PROFILE

  • 眞角 卓弥(SS事業本部 東日本SS部 ソリューションセールス2課)
    ◆入社:2019年
    ◆出身:神奈川県
    ◆趣味:長距離ラン、カフェめぐり、料理、ホットヨガ

飲食業界からIT未経験で転職してきた眞角卓弥。入社1年半で、大手通信会社の現場で、自らの提案で顧客企業の業務プロセスを効率化。顧客企業から表彰を受けた。自分の時間と周囲の環境を活かし、スキルアップにはげむ日々を過ごしている眞角。モチベーション高く仕事ができている理由や入社の経緯、今後の展望などを語ってもらった。

担当外の業務改善を提案し実行

私は現在、大手通信会社のデータセンターで、サーバの監視・保守の仕事をしています。インフラの障害の復旧対応のほか、手順書の作成やセンターの入退館の手続きなどの事務的な仕事も担っています。なかには毎月の電力量を計算した月次レポートを作成して提出する、といった業務も。難解な専門用語を覚えなければならないうえに、計算も複雑。日々の業務を繰り返すなかで知識を増やしていっているところです。

センター内には約30社ぶんのサーバが置かれており、それぞれの企業から問い合わせが来ます。問い合わせ内容は多種多様。自分たちでは調べられないこともあるので、そのときは上長に質問して回答を得てから対応するようにしています。変わったところでは、自社のエコ活動に使うものなのか「データセンターから出ているCO2量がどれくらいか知りたい」なんて問い合わせがきたこともありました。

この現場に携わるようになって1年半。いちばんがんばれたことは、Excel VBAを使ってメールの自動作成・送信ができるツールをつくり、現場の工数削減に貢献できたことでしょうか。チーム全体で月30時間ほどの工数を削減できました。部署のメンバーに「仕事がラクになったよ」と声を掛けてもらえて、とてもうれしかった。しかも、この取り組みを評価いただき、お客さまが実施している月次表彰制度で、「優秀賞」をいただくことができました。コロナの感染防止のため簡略化された表彰式でしたが、「がんばった甲斐があったな」と、モチベーションが上がりましたね。

表彰の対象になったツール作成は、指示されてやったことではありません。自ら手をあげて、やった仕事です。お客さま全体で工数削減の取り組みをしていて、さまざまな領域で自動化を進めていた。そのなかで、「身近なところで、メール作成・送信を自動化できるのではないか」と気づいて。それをやることで、私自身のスキルアップにもつながる。「技術も身につくし、まわりの役にも立てるなら一石二鳥かな」と思ってチャレンジしました。

ツール作成は、夜間に行いました。夜勤のシフトのときはお客さまからの問い合わせが少なくなりますし、サーバ監視の仕事のみなので、比較的自由に使える時間ができる。「この時間を活用しない手はないな」と。いまの現場は、私がOSTechにIT未経験で入社して、はじめての職場。周囲のメンバーに比べると、スキルが圧倒的に足りない。ですから、少しあせりがあったんです。「早く技術を身につけて追いつきたい」という気持ちがモチベーションになりました。

Excel VBAの勉強をしたのは、いまの現場に携わるようになってから。お客さま企業の先輩エンジニアの方が、業務外で社内勉強会を開いてくださっていて、そこに誘われて参加してみたところ、Excel VBAの勉強会だったんです。「自分もできるようになりたい」と興味をもちました。「これが駆使できたら、みんなの仕事がラクになるだろうな」という想いもありました。

ニーズの高いIT業界に飛び込んだ

私の前職は飲食店。飲食業をめざしたのは、学生時代の就活のときです。料理をつくるのが好きだったことから、カフェを運営している外食企業に就職しました。飲食業は体力がいりそうなので、「若いうちにチャレンジしてみようかな」と。3年ほど働いて副店長になり、「次は店長」という段階になって、店長になったあとのキャリアが見えず、転職を考えはじめました。

そこで「自分はなににやりがいを感じて働いているかな?」と振り返ってみたんです。答えは、「お客さんや仲間に感謝してもらえる瞬間」だと。アルバイトスタッフや後輩社員を育てるポジションだったので、そこでも「ありがとう」といわれると、喜びを感じられると気づきました。「人に感謝してもらえる仕事に就こう」と決めたんです。

そのうえで、「人に感謝してもらえる仕事=社会的に需要がある仕事」だろうなと考え、IT業界に注目。エンジニアが不足していると聞き、興味をもちました。父親がITエンジニアでしたし、自分自身もPCをさわるのは好き。将来性がありそうで、魅力を感じたんですね。

とはいえ、「IT業界のなかでなにがやりたいか」までは明確に決まらなかったので、いろんな仕事を経験するために派遣で働くのがいいのではないかと思い、未経験で入れるところを探しました。そのなかでOSTechに出会い、転職エージェントの方から「最新技術を取り入れている会社で、いろんな仕事ができるよ」と推薦をいただきまして。大きな会社なので案件が多そうだし、まずはここでいろんな仕事を経験できたらと思って決めました。

チームでの開発案件をやりたい

飲食店で働いていたころとくらべて大きく変わったのは、ワークライフバランスです。飲食業界は労働時間がかなり長い。プライベートの時間は、ほとんどもてませんでした。疲れて帰るので家ではなにもできず、ただ寝るだけ。でもいまはほぼ定時で帰れていますし、夜勤の間は勉強ができるので、かなり充実した時間の使い方ができています。休日にカフェに行って、勉強することもあります。

今後は、開発寄りの仕事をしてみたいです。チームプレーが好きなので、「チームでなにかアプリをつくりあげる」という経験をしたい。担当の営業さんに「開発案件に行きたい」といい続けています。開発案件に携わるために、必要な技術を身につけることが今後の目標です。あとはいま、RPAの一種である「UiPath」を勉強しているので、いまの現場でなにか活用する道を探っていければと思っています。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

異業種から未経験で入社しても、つまずくことなく、とても前向きに取り組んでいる眞角さん。その秘訣はなんでしょうか。

「小さな目標を立てること」と「続けること」でしょうか。未経験でOSTechに入社して、最初にプログラム画面を見たときは、「自分にできるわけない」と思いましたよ(笑)。でも続けていくと、ひとつずつコードが読めていくようになって、「こんなことができるようになった!」という楽しさを感じられるように。一つひとつ、小さな目標をクリアしていくことが、達成感や、やりがいになっているのかなと思います。

眞角さんは自力で勉強をして、お客さまに表彰されるほどの成果を出しました。OSTechのスキルアップへのサポートについて、なにか要望があれば聞かせてください。

強いてひとつあげるなら、研修のキャパが広がれば助かるな、とは思いますね。入社直後の研修で、満員のために受けたい講座が受けられず、あきらめて独学で勉強したことがありました。でも、サポート制度は充実していると思います。いま、Javaの資格を取りたくて勉強しているのですが、試験料の補助がありますよね。おおいに助かっています。

ありがとうございます。ほかになにか、OSTechのなかで、「よりよく変えていきたいところ」はありますか。

そうですね…。ただでさえ、みんなそれぞれの現場に出ていて、OSTechの社員同士のつながりが薄いのに、コロナ禍になって、さらに自社の方とコミュニケーションを取る機会が減ってしまいました。今後のキャリアのことを会社の方と話したいときとか、自分からもちかけない限り相談できない状況。会社側から最初のアクションを起こしていただければ、みんな相談しやすくなるのではないかな、と思います。

それとWEB社内報でもいいんですけど、機会があれば、未経験で入社した人が、5年後、10年後にどんなことをやっているのかといった話を聞いてみたいです。自分のキャリアの参考になると思うので。

確かに、そうですね。この社内報が、社員がキャリアを参考にしあう場になればと思っています。今日はありがとうございました!

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