Career Story

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2021.01.18

【R&D】KENスクールをフル活用して「英語×IT」人財をめざす

PROFILE

  • 山根 清子(R&D 事業部 東京支店)
    ◆入社年:2020年
    ◆出身:フィリピン
    ◆趣味:英会話、ボードゲーム

「アウトソーシングテクノロジーなら、普通のデスクワークでは得られないスキルが身につくはず」。入社時の期待どおり、山根清子は現在、年間1,000億円にのぼるお金の事務処理を行う、難易度の高い業務を担当している。10歳まで海外で育ち、友人は世界各地にいるというグローバルな経歴をもつ彼女に、OSTechでモチベーション高くがんばれている理由について、詳しく語ってもらった。

年間1,000億円の経理処理を担当

私は現在、大手SI企業で、そこと取引のある「MVNO」、つまり仮想移動体通信事業者の各企業に対する請求管理・処理業務などを担当しています。年間1,000億円にのぼる請求を処理するために、Excel VBA、Access、SQL Oracleなどのツールを使い分けています。まだイチからマクロを組むスキルはありませんが、うまく動かないときに先輩方に聞くことなく、自分だけで修正ができるようになったことは成長だと感じています。

なにかイレギュラーな対応が必要になったときには、過去の資料をさかのぼり、それに近いイレギュラー案件を探す。それを繰り返すうちに、自分で考えるチカラが少しずつ身についてきたように感じます。

この現場に来て9か月。振り返っていちばん大変だったのは、現場に来て2週間目に前任の方がいなくなってしまい、私ひとりで業務を遂行しなければならなくなったこと。その方がほぼすべての業務を担当していたので、社内に知見をもっている方がおらず、業務マニュアルだけが頼りという状況でした。同じ現場にいるOSTechのメンバーは私ひとりで、業務については相談もできなかった。しかも、マニュアル通りにやってもうまくいかないケースが多々あり、「このままでは契約を更新してもらえないのでは」と不安でいっぱいでした。

しかし先方の上司の方が「キャリアの長かった前任者と比べなくていい。自分のペースでいいから、できることをしていこう」と声をかけてくださったことで、「時間をかければきっとできるようになる」と落ち着いて取り組めるようになりました。その上司の方のことは、本当に尊敬しています。夜遅くまで私の問題解決に手を貸してくださったこともあり、「現場には本当に恵まれた」と感じています。

いまの私ができる恩返しは、1日でも早く成長すること。そのために土日は朝から夕方まで、KENスクールで勉強しています。2年間の学習計画を組み、現在はVBAのマクロのコースを通学で受講しているのですが、さっそく実務で活用しています。そのコース修了後はAccess、SQLを受講する予定です。コロナの影響で受講生の人数制限をしていることもあり、講師の先生とほぼマンツーマン。質問し放題で、超おトクです(笑)。いまが絶好の成長のチャンスとらえて、オフはできるだけ勉強時間にあてています。

キャリアアドバイザーのはげましに助けられた

スキルは順調に伸ばせていると思いますが、それでも壁にぶつかることは多いですね。現場に来て4か月がたったころ、異動されてきた方に仕事を教える役目をいただいたのです。でもかなり年上の方で、お客さまの会社の社員ではない私がどこまで、どんなふうに教えていいのか──と、ひどく悩んでしまって。そのときも上司の方に相談し、その年上の方がやるべき仕事については上司の方が指示し、私はそのやり方についてサポートする、というような分担を明確にしてくださったので助かりました。

また、この時期、OSTechのキャリアアドバイザーさんと話せたのも大きかったです。印象的だったのは、私のことをポジティブに受けとめてくださったこと。「山根さんは現在のことだけじゃなく、2〜3年先のこともしっかり考えているんですね」とほめてくださって。「悩んでいても、やるべきことをちゃんとやっていると思います」「変にあせらず、まわりを見すぎてネガティブにならず、自分の役割を確実にやっていれば先は見えてくるから」。気持ちがラクになる言葉をたくさんいただけたことで、前向きに先を見られるようになりました。

「自分に付加価値をつけたい」とOSTechへ

OSTech入社前は小売店での接客、不動産の事務職などを経験。事務のスキルで「キャリアを築いていこう」と考えていたときに見つけたのが、OSTechです。「IT」のスキルを身につけて、自分に付加価値をつけられる点がいちばんの魅力でした。また、全国に支店があるので、今後ライフステージが変化し、転居が必要になった場合にも働き続けられる点も魅力でしたね。
はじめてIT業界で働いてみて思うのは、「技術を活かして、さまざまな業界や産業を支えることができ、人に喜ばれる業界なのだな」ということ。人に喜んでもらうことが好きな性格なので、やりがいをもって働けています。

今後の目標としては、「IT」のほかに「英語力」も活かしたい。私はフィリピン出身なので、英会話は得意。3年以内にはTOEIC900点を達成したいです。いまはとにかく勉強していることを確実に身につけて、目の前の仕事につなげていくことが最重要課題。「自分の決めたことをやりとげる」が、目標といえると思います。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

派遣先にとてもなじんでいる様子の山根さん。その秘けつはなんですか。

「自分から発信して、自分で環境をつくる」という意識をもつことでしょうか。私は現場の上司の方やOSTechの営業さんなど、まわりに相談することでいろいろな壁を乗り越えてこられたように思います。「自分がなにに悩んでいて、なにを考えているのか」は自分から伝えないと、周囲はひろえない。「頼っていいのは新人の特権!」くらいに考えて積極的に相談しています。

自分から発信するのが不得手な人はいらっしゃるでしょうし、私はたまたま相談しやすい上司に恵まれた、という幸運な面もあるとは思います。でも、やってみる価値はあると思っています。いまの現場になじめていない人は、自分からどんどん発信してみるのがおすすめです。

よいアドバイスですね! では、入社半年以上が経ったいま、OSTechのなかで、改善してほしいことがあれば、ぜひこの機会に聞かせてください。

社員間の接点がもう少しあると、ありがたいです。いまの現場はOSTechのメンバーが自分ひとりということもあり、定例会で出会った2〜3人しか顔を知りません。コロナで定例会がオンラインになり、ほかの社員の情報が入ってこない状況です。たとえば、英語力を高めたい人は多いと思うので、「OSTechの社員で力を合わせて、TOEIC900点を目指そう!」なんてサークルができたらいいなぁ、とか(笑)。

そんななか、このWEB社内報が唯一の情報源になっているんです。とくに、先輩エンジニアの方々のキャリアストーリー。「みんな、自信をもってやっているんだな」と実感します。今後、海外で活躍されている方がいるなら、ぜひそんなお話も読んでみたいです。

ご意見、ありがとうございます。社内交流の機会は、これからも積極的に増やしていこうと思います。それでは最後に、若手のエンジニアに対して、メッセージをお願いします。

そうですね…。では、女性のメンバーに向けて。いま、私はKENスクールを受講していますが、思っていた以上に女性の受講者が多いんですよ! 女性講師の方もいて、IT業界は性別関係なく人気なのだなと実感しています。私もまだ新人なのですが「毎日ITのことを考えていれば、できるようになる」「飛び込めば、その世界の人間になれる」と信じてがんばっています。仕事が難しいときも、すぐに「私には、やっぱりITは向いていなかったんだ…」などと思い込まず、目の前のことを一緒にがんばっていきましょう!

ありがとうございました!

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