Career Story

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2020.06.01

【情報システム課】公募に手をあげて“社内転職”。みなさんをラクにする業務担当です

PROFILE

  • 齋藤 大樹(情報システム課)
    ◆入社年/2014年
    ◆出身/北海道
    ◆趣味/ギター演奏、バンド活動

30歳を過ぎ、生まれ育った故郷から出ることを決めた齋藤大樹。「より多くの人に貢献できる仕事がしたい」と、本社の情報システム部門への異動に手を挙げ、今までなかった支店からのキャリアルートを拓いた。現在は「多くの社員や現場エンジニアをラクにしたい」と業務効率化を目的とした社内システムの構築に力を注ぐ日々。リーダーとして育成やマネジメントも経験してきた齋藤が見据える、今後のキャリア展望とは?(この記事は2020年2月12日の取材をもとに制作しました)

「夢をもって応募した結果だから、応援するよ」

「齋藤さんが夢をもって応募した結果だから、応援してやろうや」。支店長がかけてくださった言葉に、思わず涙が出そうになりました。札幌支店のチームリーダーとして、「これから支店をどうやって発展させていくか」という議論にも参加できる立場になっていました。ですから、本社の情報システム部門立ち上げのメンバーにと打診されたとき、そのことを、支店長をはじめ仲間たちに伝えるのを、ためらっていたんです。

それでも、勇気を出して伝えてみると、支店長はやさしい言葉をかけてくださり、仲間たちも暖かく受け入れてくれました。「本社で、みなさんの仕事をラクにできるように、がんばってきます!」と、支店の仲間たちに別れを告げ、2019年12月、東京へと旅立ったんです。

あこがれだったエンジニアの仕事に再挑戦

東京で働くのははじめて。ずっと北海道です。エンジニアという仕事を意識しはじめたのは、中学生のころ。理数系が得意で「PCを使った仕事をしたい」と、苫小牧高専の情報工学科へ進学しました。でも卒業後は、親に強くすすめられたこともあって、エンジニアへの道には進まず、金融機関に就職したんです。社内システムをあつかう部署に配属されたときもあったんですが、基本的には資金運用や融資といった、エンジニアとは関係のない仕事に携わっていました。

その後、リーマンショックの影響もあって債権管理を担当することに。企業から貸付金を回収する仕事です。不況ですから、貸付先はどこも経営が苦しい。それなのに「お金を返してください」と。正直、自分には向いていない仕事だなと感じました。学生時代に描いていたエンジニアになる夢を思い出し、「やはりモノをつくって、ヒトに感謝されるような仕事がしたい」と、金融機関を退職したんです。

情報系の学科を卒業しているといっても、エンジニアとして働いた経験はほとんどない。そんな私でも、エンジニアとして採用してくれる会社はないか探しているとき、札幌でSES(システムエンジニアリングサービス)の求人を見つけた。それが、当時、30名ぐらいの規模だったアウトソーシングテクノロジー(以下 OSTech)の札幌支店だったんです。いさんで応募し、無事に採用。ついに、エンジニアとしての一歩を踏み出しました。

入社後は、未経験にもかかわらず次々とやりがいのあるプロジェクトに派遣してもらいました。厳しいレビューをもらう機会もありましたが、それをバネに成長することができたと思います。お客さま先の社内勉強会で学ばせてもらったり、同じ現場のエンジニアの方たちから多くの情報をもらったり。おかげで、いまも役立つ多様なスキルを身につけられました。

応募書類を用意したが、1ヵ月悩んだ

入社して3年目、チームリーダーに就任しました。若手の育成に携わることができ、プレイヤーとしての仕事だけではない、新たなやりがいを見つけることができました。そんなとき、本社で情報システム部門を新設するにあたり、メンバーを公募するという告知がありました。社内システムについて本社へ問い合わせたときの対応などから、情シスの人手が足りないことは感じていました。支店単位ではなく、会社全体の課題解決に貢献できる仕事は魅力的だなと。

それに、自分のキャリアを考えても、これはチャンスだと思いました。自分が最終責任をもてる仕事をしてみたい、という想いもありましたね。くわえて、シンプルに「いちど東京で働いてみたい」って(笑)。

一方で、迷いもありました。エンジニアがひとり抜ければ、札幌支店の売上は落ちてしまう。また、私が面倒をみている若手はどうなるんだと。公募への応募書類だけはすぐにつくりましたが、その後、えんえんと1か月ほど悩みました。最終的に踏ん切りがついたのは、「支店から本社への異動ルートを開拓することこそ、若手のメンバーたちに夢を与えることになるはずだ」と思えるようになったから。思い切って、応募しました。「すごい倍率なんだろうな」と思っていたので、異動の通知が届いたときには正直、驚きましたね。

社内業務の効率化に向けて邁進中

実際に本社に来てみて、会社全体で情シス部門の新設が心待ちにされていたことを強く実感する日々です。いままでは「手が足りないから実現は難しそう」と思われていた分、「新しい人たちが二人きて、やってくれるかもしれない」と期待していただいていると思います。現在は伝票入力など紙ベースの作業を効率化するため、RPA導入を進めています。私が入ってから4台のロボットが稼働しはじめ、全社展開をはかっているところ。今後も、現場のエンジニアたちの報告書作成など、面倒な事務作業を軽減するシステムづくりに取り組んでいきたいです。

北海道から東京へ。今回のキャリアチェンジが成功といえるかどうかは、今後の自分しだい。ですが、現時点では「社内公募に応募してよかったな」と感じています。自分が働くことで「自分以外の人に影響を与えられる」ことを実感できているので。立場が変わると視野が広がるし、裁量が増すほど、自分にできることが増える。今後の目標としては、社内ベンチャーの立ち上げにかかわってみたい。会社という、人もお金も集まる仕組みのチカラを活かして、いずれなにか、おもしろいことをやってみたいですね。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

社内公募で札幌支店から東京本社へ異動してきて、部署にとけこむのには苦労したんじゃないでしょうか。

それが、そうでもなかったんですよ。札幌支店時代、新人社員の研修に使うシステムのことで相談したりして、以前から本社の社内システムをあつかう部署の方々と面識はあったので。あとは鳥人間コンテストに毎年参加していたのを、本社の役員の方がおぼえていてくれたんです。「ああ、あのとき応援していた札幌の人ね」って。「そんなに目立ってたのかな?」と思いましたけど(笑)。

東京での新生活は順調そうですね。

はい。問題があるとすれば、バンド活動ですね。15年近く、地元・北海道でパンクバンドをやっていて。ギターを弾いています。でも、東京に出てきてからは活動が止まっていて、週末に自宅でギターをつまびく程度。大きい音でギターが弾きたいんです!

パンクバンド! 温厚そうな方だとお見受けしていたんですが、“裏の顔”があるわけですね(笑)。では、齋藤さんが思う「OSTechで改善していきたいところ」を教えてください。

うーん、難しいですね。思いつくことを3つ、パラパラいっていってもいいですか? まず、メンター制度のようなものがあったらいいな、と思います。いま、未経験者や新卒・第二新卒の若手エンジニアを積極的に採用していますよね。なかには、本当になにもわからない状態で現場に入っている方もいる印象があるんです。それでいて会社に毎日戻るわけでもなく、孤独を感じやすい。メンター的な存在がいれば、自分がOSTechという組織の人間であることの安心感が得られるんじゃないかと。また、キャリアの方向性をもっと指し示してあげられますよね。現場でいっぱいいっぱいの方が多く、視野が狭くなりがちなので。

確かに、そうですよね。Web社内報でも、若手エンジニアの方に寄りそうような情報発信ができればいいと構想を練っているところです。2つ目の改善点はどんなことですか。

2年に1回くらいでもいいので、各拠点での定例会に社長が参加していただけるとうれしいな、と。私の場合、本社にきて初めて、動いているリアルな社長を見たんですよ(笑)。地方の支店にいると、社長ってなにか、現実の人じゃないみたいな(笑)。

生身の人間です!(笑) 社長を含め、経営陣のメッセージをメンバーのみなさんに届けていくこともWeb社内報の役割だと思うので、企画を考えます。3点目を教えてください。

全国の拠点間の交流をもっと増やしたいですね。私の場合、鳥人間コンテストに参加できたおかげで、ほかの拠点のメンバーと交流できた。こういう取り組みはどんどんやってほしいし、積極的に参加したいです!

ご意見ありがとうございます! 最後に、若手のエンジニアに対して、メッセージをお願いします。

OSTechで働くって、ものすごくおもしろいと思うんですよ。私自身は、金融機関を辞めて、ハローワークで再就職先を探していたときは、「派遣」という働き方にいいイメージをもっていなかった。OSTechに入社したときも「どうせ腰かけ。1~2年で転職するだろう」と。しかし実際に働きはじめて、「ひとつの会社に属しながら、いろんな会社で働ける」「ひとつの会社のやり方に最適化されてしまうことなく、どの会社にも通用するエンジニアとしての汎用的なチカラを身につけられる」という技術者派遣の魅力に気づきました。このメリットを活用しない手はない。

ただし、いいお客さま先に派遣してもらうためには、個々のがんばりも必要。勉強するのはもちろんのこと、「いろいろな分野に興味をもつこと」も大事だと思います。ネットを使うと「興味のないものは見なくてすむ」時代ですが、そんななかでも、どれだけ自分から窓を開いて、知らないものを見て、自分のやっていることと結びつけられるかがカギ。隣席の人が、自分が携わっているのとは異なるプロジェクトの話をしているのを、主体的に聞いてみる姿勢があるだけでも、大きく違ってくると思います。