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2023.11.06

【イベントレポート】夏休みの親子セミナーを開催!3D CADと3Dプリンターで、ものづくりを体験

8月5日、19日に、OSTechの技術管理グループ主催で「夏休み親子セミナー」を開催しました。普段は、OSTechのエンジニア向けに研修プログラムを提供している技術管理グループですが、エンジニアとそのお子さんを対象にしたワークショップの開催は初めての試み。

プログラミング言語「スクラッチ」でのプログラミングと、3D CADソフトでのネームタグ作りの、2種類の体験をご用意。今回は、3D CADと3Dプリンターを使ったワークショップの模様をご紹介します!

自由研究につながる親子ワークショップ

今回、技術管理グループが企画したのは、3D CADでオリジナルのネームタグを作り、3Dプリンターで印刷しよう!という、小学校中学年向けのワークショップ。
小学生の夏休みといえば、自由研究の宿題に苦労した覚えのある方も多いのではないでしょうか? 最終的に苦労するのは、お父さんお母さんだったかもしれませんが・・・。
せっかくなら、エンジニアであるお父さんお母さんと一緒に取り組めて、ものづくりに興味を持ってもらえる、そして自由研究のネタにつながるような体験をご用意したいという想いから、ワークショップが実現しました。

事前に、技術管理グループのみなさんが準備したサンプルを見てみると、

こんな立体的なオブジェクトもできちゃいます。どんなネームタグができるのか、楽しみですね!

「Tinker CAD」を使ってデータを作成

ワークショップの会場となったのは、東銀座に開設したOSTech研修室。
まずはパソコンの基本操作から。「クリック」「ドラッグ」「スクロール」と、セミナーのなかで出てくるパソコン操作用語を覚えます。
2020年度からは、小学校でのプログラミング授業が必修化となっています。プログラミングと聞くとパソコンを使うイメージがありますが、タブレットを使って授業を行っている学校も多いそう。慣れないパソコンとマウスに苦戦しながらも、みなさんすぐに基本操作をマスターしました!

ワークショップでは、Tinker CADというCADソフトを使用します。Tinker CADは、積み木を積み上げるような直感的なインターフェイスで、初心者でも気軽に操作ができる3Dモデリングソフト。Webブラウザ上で操作できるので、ソフトのインストールをせずに利用することができます。

WebブラウザでTinker CADにサインインしたら、まずは操作に慣れるためシェイプ(3Dモデル)を作ってみます。
画面右側のライブラリーには、立方体、球体、円柱など、基本形状となるシェイプが格納されており、それを作業平面にドラッグ。それだけで簡単に3Dモデルが作成できます。

続いて、基本のネームタグの形を作るために、シェイプの拡大、縮小、新しいシェイプの追加や、複数シェイプの整列、グループ化といった操作を学んでいきます。

写真一番上のサンプルのネームタグは、土台となる【平たい立方体のシェイプ】と【輪っかの形のシェイプ】、さらには【文字のシェイプ】という、複数の図形を組み合わせて作られています。
文字のシェイプは立体的になっていますが、土台となるシェイプに、文字のシェイプを埋め込んだ状態です。3Dなので、左右・前後・上下と360度の視点からくまなく確認して文字の高さを変更したりと、出来上がりをイメージしながら作業を進めました。

基本のネームタグを作成したら、いよいよオリジナルのネームタグ作りに挑戦です。
ハートの形にしてみたり、scribble(らくがき)機能を使って、手書きの図形を描いてみたり、はたまた図形を縦型にしてロケットの形にしてみたり、と自由な発想。

操作方法がわからなくなると、お父さんお母さんがすかさずサポート。参加社員は皆さん業務でCADを使用しているプロフェッショナル。中には、機械設計技術者(1級)を取得している方もいらっしゃいました。家ではなかなか3D CADを教わる機会もないと思います。お父さんお母さんの知らない一面を知ることができたのではないでしょうか。

3Dプリンターに興味津々!

デザインが完成したら、いよいよ3Dプリンターでプリントする工程です・・・が、今回は時間の都合で、後日ご自宅宛にプリントしたネームタグをお送りすることに。しかしながら、せっかくなので3Dプリンターが動く様子を子どもたちに見てもらいました。

3Dプリンターが動く様子に興味津々の子どもたち。この3Dプリンターは、熱で溶かした樹脂を積み上げて形を作る「熱溶解方式」。1層ずつ積み重なっていく様子を食い入るように見つめます。
作っているのはダイヤモンドカットのようなオブジェクト。
プリントが終わるころには、初めて会った子どもたち同士もすっかり打ち解けました。

参加してくれた子どもたちの感想をご紹介します。
「いろいろな形があって、それに合わせてくり抜いたり、すごく楽しかったです」
「満足度3! すぐに作れて満足しました」

「3Dプリンターでネームプレート作りは少し難しかったけど、上手にできてよかったです」
「すごい技術だなと思いました。マウスを動かして、やりたいことができなくて難しいなと思いました。でも、楽しかったです。また、家や、ここ(会社)でやりたいです」

自分が思い描いたものをデザインに起こす難しさや、それが形になる楽しさを体験してもらえたと思います。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 技術管理グループでは、今後も子どもたちが参加できるワークショップを企画していきますので、お楽しみに。

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