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2021.11.29

【制度解説】 専門分野を極めた先輩エンジニアが、 講師を務める研修講座があります

PROFILE

  • 解説:技術管理部 課長
    香月 裕文

国内業界No.1のエンジニア在籍数を誇るまでに成長したアウトソーシングテクノロジー。さらなる発展の要となるのが、KENスクールや技術管理部が運営する社内研修制度の強化だ。エンジニアの皆さんにさらなるスキルアップを果たしてもらい、会社としての総合力を高めていく構想を推進しているなかで、「認定講師制度」の拡充も進めている。これは、現役で活躍しているOSTechのベテランエンジニアが講師を務め、業務で実際に経験したことや、自身の成功メソッドなどを若手エンジニアに伝授するもの。どんな講師がいて、どんな講義をしているのかなどについて、認定講師制度を運営している技術管理部課長香月裕文に解説してもらった。

現場での経験談に基づく講義が聞ける

最初に、認定講師制度の概要を教えてください。

OSTechの社員で、現役で活躍しているエンジニアが講師となり、若手エンジニアに講義をする制度です。講師希望者を募り、会社が認定した方にその役割を担ってもらっています。講師希望者の方には、ファシリテーションなどについて学んでもらう機会を設け、その上で、自分自身でテキストを作ってもらい、私たち技術管理部のメンバー相手にテストとして模擬講義をしていただく。それに合格された方が認定を受けます。2021年1月に、制度を開始して最初の講師6名を認定しました。

その後8月までに、この6名の方が若手エンジニア向けに「Pythonプログラミング」「プラスチック金型及び成形」「自動車工学技術」「半導体技術」「機械製図技術」といったセミナーを開講。「半導体技術」については、現場でのニーズが大きいため、内定者や入社直後の新卒者、もちろん既存のエンジニアの方などにも  実施。それも含めると、延べ受講人数は400名ほどになります。研修はオンラインがほとんどなので、日本全国どこにいても受講することができます。

盛況ですね! しかし、外部講師でもOSTechの社員で講師専業の方でもなく、OSTechの現役エンジニアが講師を務める理由は何でしょうか。

現場での体験談をリアルに伝えられる強みがあるからです。講師専業の方も、現場経験があれば体験談を伝えられますが、最新のものではない。現役の方は、“今”の現場での体験を伝えられます。「今、こういう技術を身につけておくと、お客様から高く評価される」「現場では、こういったトラブルが起きがちだが、〇〇の知識を持っていれば、素早く解決できる」など、最新かつリアルな情報を共有してもらえます。

特に、まだ現場に出たことのない若手には、「現場のリアル情報」の方が、技術知識より、むしろ重要であることもある。ですから、明文化されていないルールとか、人間関係や雰囲気などについても伝えてもらい、現場の空気を少しでも感じ取ってもらえるように工夫してもらっています。

また、社内にある膨大なエンジニアの知見を体系化し、共有するという目的もあります。OSTechが持つ広範な現場で得た知識やノウハウを、講義資料や講義録画といったかたちでアーカイブ化。現場で何か課題が出てきた場合は、そのアーカイブを検索すれば、解決策が見つかるようにしたいのです。まだ認定講師制度はスタートしたばかりですが、将来的にはこのような知見の体系化も実現したいですね。

ベテランエンジニアの新たなキャリア形成にもなる

野心的な構想ですね。認定講師になる方のメリットは何でしょう。

認定講師は、文系だったり、専門分野ではない技術を苦労して身につけた方もいます。その苦労話も含め、知見を若手エンジニアに伝えてもらう。自分自身の知識を体系化でき、若手の成長をサポートすることにやりがいを感じていただけるでしょう。
そして、認定講師としての経験を活かして、専業の講師として、新たな活躍の場を見いだすこともできます。
現場での活躍を続けていくか、マネジメントにまわるか。今まで、ベテランエンジニアのキャリアはその二択になりがちでしたが、そこに「講師になって若手に技術を伝える」という第三の道を提供したいと思っています。

実際に認定講師の方の講座を受講した若手エンジニアは、どんな感想を持ったのでしょうか。受講後のアンケート結果をシェアしてください。

「現場に根差した講義だから、わかりやすかった」という意見が圧倒的に多いです。その点では、私たちの狙いはある程度、達成されていると言えるかもしれません。例えば「現場で理解できなかったことが、受講したことで理解できるようになりました」という声がありました。そのエンジニアが携わっている現場では、お客様先の担当者に不明点を質問しにくい雰囲気があるそうです。あるとき、わからないことにぶつかり、参考書などで調べても不明だった。一般的なケースしか書かれていないので、現場特有の問題については役に立たないこともありますよね。それが、認定講師の講義によって、見事に解消されたそうです。こうした声を聞くと、この制度をスタートさせて良かったと思いますね。

講義終了後にキャリア相談会や交流会も実施

これから受講するエンジニアのために、どのような心構えで受講したら良いのか、アドバイスがあれば、お願いします。

講師の方が携わっている現場に根差した講義だけに、「自分が今、携わっている現場とは環境や状況が違う。参考にならない」と考えてしまう受講者の方もいるようです。しかし、2つの現場の相違点・共通点を知ることで、「自分が携わっている現場の特殊なところ」と「どこの現場でも一般的なところ」を明確にすることができます。その上で、ほかの現場の特殊なやり方も把握できるわけですから、いずれ自分が現場を移ったときに、必ず役に立つと思います。ぜひ、意欲的に情報を吸収してもらえればうれしいですね。

また、コロナが収束した後の実地研修では、講義終了後、講師の方にキャリアについて相談できる機会や、受講者同士で情報交換できる機会を設けていきたい。ベテランエンジニアの方のアドバイスや、ほかのエンジニアの方の話を聞くことで、自分のキャリア形成に役立てて欲しいですね。

有意義な時間になりそうですね。最後に、今後、認定講師制度を、どのように強化していくのか、ビジョンを聞かせてください。

より多くの講座を開催するため、認定講師を増やしていきます。例えば、自動車分野だけでも、ボディ、電気自動車、組み込み制御など、あらゆるテーマがあり得ます。テーマを増やしていくために、2021年中に、現状の6名からの倍増を果たしたいと考えています。8月いっぱい、講師になりたい方を掲示板で募集していましたが、今後も毎年6月から8月で募集をしていく予定です。

また、認定講師として経験を積んだ方で、教えることのやりがいを実感し、講師専業になりたいという方については、会社としてサポートしていきたい。そのような方には、単に講義をするだけではなく、キャリアアドバイザーのような役割まで担ってもらって、一人でも多くの若手エンジニアが、希望するキャリアを築いていけるように、力を貸していただきたいと思っています。

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