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2021.03.15

【イベントレポート】インターンシップの人気者は現役エンジニア リーダーたちの裏の仕事

PROFILE

  • 青木 功さん
    所属:SS事業本部 東日本SS部 ITMS課
    入社:2016年グループイン
    出身:新潟県

  • 斎藤 公三さん
    所属:R&D事業本部 北関東エリア 宇都宮支店
    入社:2014年
    出身:栃木県

2004年の設立から、社員数が右肩上がりに増えてきたアウトソーシングテクノロジー。2019年はグループ合計1,600名、2020年は2,000名の新卒社員が入社し、2020年12月には「あさがくナビ就職人気企業ランキング2020」において総合ランキング90位にランクインすることができました。
この社員数の伸びを支えているのが、毎週末に開催されている採用イベント。新卒採用部では学生を対象としたコーチング型のインターンシップ「オンラインリモート体感型マインドドリブンインターン」を開催し、毎回多くの学生が参加しています。そのコンテンツのなかでも人気なのが、現役エンジニアへの質問タイム。この質問タイムにはSS、R&D両事業本部からリーダー陣が交代で参加し、学生への魅力付けに協力しています。採用に全力で協力するリーダーたちに、採用への思いやどんなことをしているのか、聞きました。

内定者から「一緒に働きたい」と宣言される人気エンジニア

インターンシップでのご活躍ぶりは、新卒採用部の方から聞いています。「斎藤さんと働きたい。青木さんと働きたい」といって入社してくる学生がいるとか。今回は、その活躍ぶりのほかにも、おふたりのお話を聞かせてください。これまでどんなキャリアを歩んでこられたんですか?

青木さん:私は新卒でメーカーに就職しました。ここ15年くらいで機械式パーキングがとても増えたと思いますが、その地下に埋まっているマシン部分を設計開発していたんです。その後、2007年にスリーエスに入社して、オペレーターからリスタート。そこからシステムの設計構築などを経験し、現在はITMS課でシステムをクラウド化するプリセールス※を担当しています。

斎藤さん:自分は学校を卒業して電気工事の仕事についた後、2014年にOSTechに入社しました。大手自動車メーカーのエンジンの実験評価などを担当し、今は燃料タンクの開発に携わっています。例えばタンクの設置場所や、圧力がかかった時の故障検知の概念を考えたりとか。エンジン周りの色々な部署を担当したので、部署間の橋渡しもやっていますね。
※プリセールス…システムを導入する際に、専門知識で営業のサポートを担当する職種。

最初の目的はチームメンバーの確保だった

当然ですが、普段の業務は採用にはまったく関係ないですよね。インターンシップに参加した最初のきっかけってなんですか。

青木さん:セクションリーダー(以下SL)になったときに、自分の技術以外でチャージをあげる方法ってないかなと考えたんです。新しい事業のプランがあるので、仲間を増やして実現させたくて。採用をお手伝いすると、一緒にミッションをクリアしてくれるメンバーでチーム構成できるのではないかと思いました。プランを実現してチャージをあげるっていう自分の目標達成という目的が最初はありました。

斎藤さん:理由がかなり共通していますね。チームリーダー(以下TL)、クライアントリーダー(以下CL)と、マネジメントする組織が大きくなってくると、自分のビジョンにあったメンバーで構成したくなる欲が出てくる。幸いにも宇都宮支店は、自分の前にSLだった方が既に採用に協力されていて、もうルートができていました。同じように協力するのは自然な流れでしたね。

採用に協力すれば、チームに人を引っ張ってこれるというのが一番の理由だったなんて。実際はどうなんですか?

青木さん:もちろん、自分の目的達成だけではないですよ(笑) 自分の皮膚感覚ではあるんですが、OSTechの社員が3,000人くらいになったときに、急に人の流動性が高くなったなと感じたんです。いつの間にか辞める人もいて、会ってヒアリングができていないから辞めたという機会損失も実際にありました。採用に協力して、早い段階で接点を持っていればもっとエンゲージメントを高められるんじゃないか、という考えもあります。

斎藤さん:今のお客様先とは信頼関係が築けていて、採用に関しては「斎藤さんがいいと思う人を選んでください。期待しています。」といってもらえています。だからインターンシップでいいなと思った人には、早い段階で声をかけてオファーしています。早期に情報共有することによって、配属されてからのギャップも少なくすることができるし、自分や支店だけにメリットがあるわけじゃなくて、新卒採用部ともwin-winなんじゃないかなと思います。

お手伝いではなく、自己成長の機会

なるほど。お話を聞くと、リーダー側、会社側、学生側にもメリットがありそうです。採用現場ではどのような業務を担当されているんですか。

青木さん:多いときで月に2回、2時間くらいインターンシップに参加しています。これまでは会場で直接会って話ができていましたが、昨年からはすべてオンラインになりました。日々の業務とはまったく別の業務ではありますが、これも結局は自分の目標を達成するために別のアプローチをとっているだけ。負担だと思ったことはありません。

斎藤さん:インターンシップでは、ふたりとも座談会やエンジニアへの質問に回答する担当です。自分はリアルな話をするのが得意。年収を聞かれたり、「入社して結婚できますか!?」といわれたりしたこともありますが、リアルに回答すればそれは会社の誠意になる。ちゃんと受け止めて、学生たちの目線にあわせて現状を伝えることによって、自分のコミュニケーション能力を鍛える機会にもなっています。

ご自分たちにとって自己実現、自己成長の機会ととらえているんですね。メリットばかりが話されていますが、デメリットってありますか?

青木さん:そもそも考えているプランの途中で、メリットデメリットとか考えたことはないです(笑)

斎藤さん:SLの自分が率先してやることによって、これからSLになる人たちに義務感を感じてほしくないという気持ちはあります。あくまで自分が成功するための実験の一環。それが会社にとってもメリットがあるならベスト、くらいの気持ちでやっています。

「ゲームをつくりたい」を素因数分解してみてほしい

これまでたくさんの学生に会ってこられたかと思います。どんな学生が印象に残っていますか。

青木さん:自分にはない感覚だったので印象に残っているんですけど…「どんな仕事がしたいですか」って質問したら、「ゲームをつくりたい」って回答した男子学生がいました。じゃあ「簡単なものでもいいから、ゲームつくったことがありますか?」って聞いたら、「ないです」っていったんです。そこで「え!それって野球選手に憧れるのと一緒でしょ」って思ったんですね。プロ野球選手はプロになる前に、野球のルールを知らないとか、試合の進行方法を知らないってことは絶対にないですよね。ゲームが好きだからそれを仕事にしたいと考えるのはいいですが、つくる側になりたいのであれば、ゲームの制作会社に入れればいいということではなくて、ゲームをつくるにはどういう工程があるのかってことに興味を持ってほしいなと思いましたね。

斎藤さん:そうですね。自分は何でも分析するクセがあるんですけど、そのクセは仕事にも活かされています。「好きこそものの上手なれ」と言いますが、得意なこと、好きなことを活かしていきたいと考えるのであれば、ゲームのシナリオを作るのか、キャラクターをデザインするのか、プログラミングしたいのか、全体を動かしていくプロデューサーをするのか、想像してみて欲しい。できることは何か、ゲームがつくりたいにしても何をしたいのか、素因数分解してみてほしいなとは思いますね。

内定者限定のオンラインサロン開催!?

具体的なアドバイスありがとうございます! こうやって感じたことを共有されているから、インターンシップでも学生がリアルな話を聞きやすかったりするんでしょうね。 今後、採用関連でやってみたいことや構想していることなどありますか?

斎藤さん:昨年、OSTechの内定者を対象としたWEB座談会を行いました。自分と、採用でいつもお世話になっている高専の先生とで、学校側から見た採用の現状や、正社員派遣のメリットをディスカッションして。そうしたら逆に高専の授業に招かれてTeams上で講義することになって。その経験から、まだまだ構想段階ではありますが、オンラインサロン的なことをやりたいね、と新卒採用部の人たちと話しています。現役エンジニアはもちろん、例えば社外の起業家や有識者を招いた勉強会とか。

青木さん:それいいですね。内定者に加えて、新卒入社後数年目のエンジニアも参加できると同期だけじゃない輪が広がりますね。
私はインターンシップに協力して、「入社したら一緒に働きたいです」っていってもらえることがプライスレスだなと感じています。そんな学生たちが一人前になって、同じエンジニアとしてフラットに働ける状態になれたら、より嬉しいですよね。そしてやっぱり新規事業を一緒にやってほしいな。(笑)

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