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2025.03.24
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2025.03.24
「アウトソーシングテクノロジーのすべての従業員が自分らしく活躍でき、最大限能力を活かせる職場環境」の実現を目指して、さまざまな活動に取り組んでいるダイバーシティ推進プロジェクト。アンケート調査の依頼が届いたり、活動報告や記事を見たりして、プロジェクトの存在を知った人もいるだろう。今回は、多忙な本業の合間を縫って、プロジェクトの事務局として活動している4名を取材。活動内容の詳細やチームの雰囲気などを語ってもらった。
■石井 えみ(総務人事部 / 人事課)
■園田 ひかる(技術管理部 / 研修管理課)
■深浦 凜(機電事業本部 / 高崎支店)
■貝森 真優(機電事業本部 / 横浜支店)
石井 私は、総務人事部の人事課に所属。主にバックオフィスのメンバー向けの研修の企画や運営に携わっています。プロジェクトには、前身の「女性活躍推進プロジェクト」から参画しています。立ち上げの際、お誘いを受け、1期メンバーに。もともと、「女性がもっと活躍できるように、ワークライフバランスを図れるようにできないだろうか」と思っていました。「OSTechを、もっと働きやすい会社にしたい」という想いから参加を決めました。
園田 私は、技術管理部の研修管理課でエンジニア向けのスキルアップ研修や、営業職向けの研修を担当しています。PJメンバーから声をかけていただいたことをきっかけに、参画しました。以前より、「女性活躍」に関心があって、個人的に「女性が活躍する社会」の実現に向けた学生向け啓発イベントの運営にも関わっていました。そのため、「社内でも女性活躍の推進活動に取り組めるなら理想的だ」と考えたことが決め手でしたね。
深浦 私の場合は営業職として、エンジニアのみなさんをサポートすると同時に、就業する企業さまと日々やりとりしています。プロジェクトへ参画したきっかけは、私自身が結婚や出産など将来のライフイベントを見据えて、「どのように仕事を継続し、キャリアを形成していこうか」と悩んだ時期があったこと。その時に取り組みの存在を知って、「私と同じように悩んでいる人に、道筋を提示できたら」と。また、「若手の女性営業職のキャリア形成のために、活動を通じてロールモデルとなる女性管理職を増やせるかもしれない」という想いもあり、参加しました。
貝森 私はエンジニアとして、医療機器メーカーの構内請負チームに所属し、ドキュメント作成や請負責任者をしています。ダイバーシティ推進を知ったきっかけは、すでにプロジェクトに参画されていた拠点長に教えてもらったことです。私は拠点に所属するエンジニアのなかでグループリーダーも務めていて、メンバーのキャリア形成について考えることも。男女問わず、「ライフイベントがあってもキャリアを継続できるか」という問題について考えることがありました。そこで、「性別や年齢に関係なく、だれもが自分らしく活躍できる職場環境をつくる」というビジョンに共感し、参加することを決めました。
石井 ミッションをいくつか掲げており、各メンバーの取り組みたい内容でチーム結成し、調査や改善活動に務めています。なかには、いくつかチームを掛け持ちしているメンバーもいます。その日々の活動の集大成として、半年に1度、プロジェクトの全体会議をオフラインで開催しています。各チームのメンバーが東京・丸の内オフィスに集まり、活動報告を行ったり、テーマを設けて研修を実施したりするのです。昨年12月の全体会議には、約20名が参加しました。
今年も引き続き、みんなが活躍するためにはどうしたらよいかという観点で取り組みを考えていきたいと思います。プロジェクトがきっかけになって、自分らしく働けるようになれたら、私自身もうれしいです。そのために、アンケートやイベントなどを通じてアプローチしていきたいですね。
園田 「キャリア形成支援」チームでは、昨年4月、一般社員向けに「管理職への希望」に関するアンケート調査を実施しました。アンケート結果をみて、それぞれの事業部の傾向がみえてきました。また、直属の上司の日頃の働く姿が、メンバーのキャリアイメージに影響を与えている点も大きな発見でした。その結果をもとに、事業本部長とディスカッションし、自立的なキャリア形成ができる環境にするには、どのような施策を推進するか検討しているところです。
また、「ガイドブック作成」とは、育児や介護など、ライフイベントがあったとき、どう動いたらいいのかの指針をまとめて、社員専用のWeb掲示板に掲載。OSTechのメンバーがいつでも閲覧できるようにするものです。メンバーのキャリアを支援する会社制度についても、その手続き方法も含めて詳細に解説しています。現在までに、男性と女性それぞれに向けた「育休ガイドブック」や、「介護ガイドブック」を完成させ、掲載しています。ぜひ、活用していただきたいですね。
深浦 はい。昨年2024年の大きな成果としては、このオンラインマガジンに、OSTechの男女のメンバーを主人公にした小説風の連載記事をもてたことです。職場の身近にいて、活躍している「メンバーのリアル」にスポットを当てて紹介する記事。私も記事の企画や登場していただく方の人選に関わりました。キャリアやプライベートの課題に向き合いながら成長していき、やがてエンジニア同士で社内結婚。さらに、第一子が生まれるまでの姿を描いた記事で、とても好評だったのでうれしいですね。
貝森 交流会やイベントを通じて、「心身ともに健康的な社員を増やす」ことをミッションに活動しています。2024年は、「ヨガ×交流会」のイベントを3回実施。交流会では、日々の健康を意識した取り組みや、仕事で抱えがちなストレスなどテーマを掲げ、参加者同士で共有する機会になりました。第1回は、バックオフィスのメンバー向けのイベントとして、ヨガを体験した後、ランチ交流会を実施。2回目以後はオンライン開催として、全国のエンジニアも参加し、どのイベントも大盛況でした。今後は会社全体で対面開催をしたく、その方法を模索中です。
園田 同業他社に比べ、エンジニアに占める女性の割合は約3割と低くないこと。また、外国籍の方がたくさん活躍しているのも、強みだと感じています。
深浦 全国にお客さまがいて、各地にOSTechの支店・営業所の拠点があるところでしょうか。「スキルさえあれば、全国どこでも就業できる機会がある」というのは、OSTechならではだと思います。
石井 OSTechの魅力は「若さ」と「メンバーの多さ」だと思います。2万人を超える社員が在籍し、昨年はグループ会社含め、約2,300人の新卒者が入社。20代・30代の割合が多い。こうした若い社員が成長しながら、キャリアを選択していくわけですから、OSTechには大きな可能性があると思います。
園田 まだまだ女性管理職の割合が国の掲げる数字に届いていないことのほか、営業の若手社員が長時間労働もいとわず、がんばって現場を回しているという点は、「働き方の多様性」という意味で改善すべき点かもしれません。
貝森 エンジニアの場合、勤務を希望する地域によっては自分の技術力を生かせる配属先がない場合がある。「働き方の多様性」という点では短所と言えるかもしれませんね。
石井 「若さ」がOSTechの長所だとお話ししましたが、若い人材が原動力となって会社の成長スピードが早いからこそ、逆に、それぞれの社員のキャリア形成に対する支援が少し足りない面があるかもしれません。
深浦 ええ。でもチームメンバー全員が、とても前向きで、パワーを感じるので大丈夫です。プロジェクトに対しては、会社全体から理解してもらえているわけではありません。でも、そうした「逆風」が吹くと、石井さんが決まって「燃えてきたね!楽しいね!」と (笑)。それ以来、活動だけでなく、日常的に仕事で悩むことがあると、「燃えてきた!」と私も思えるようになりましたね。
園田 PJメンバーは全員が有志。本業が忙しいなか、時間を作って有志で集まった人たちですから、「会社のために、ダイバーシティ推進のために何かやりたい!」という想いが、とても強いですね。
貝森 「みんなで助け合ってやろう」という意識がとても強く、それがプロジェクトの雰囲気を良くしていると思います。「やらされている」感がないので、会議をしていても、「もっと、こうしたい」という前向きで楽しいアイデアばかりが出てくる。仕事が忙しく、少し気落ちしていたメンバーも、活動に参加したら、「ヒーリング効果がすごくて、かえって癒されました」と話していました(笑)。
石井 最高のメンバーですね。心理的安全性が保たれているのがこのチームの特徴です。何を発言してもいいので、会議でもピリリと緊張する場面がなく、楽しいのかもしれませんね。
貝森 プロジェクトに少しでも関心があれば、まずはイベントに参加してみて、参加者やPJチームの雰囲気を知ってほしいですね。これから、さらに全国の技術者が交流できる企画を増やしていきたいです。
深浦 社員のなかには、「会社に何か意見を言っても無駄だ」とあきらめてしまっている人も多いかもしれません。でも、プロジェクトには意見を発信し、それを実現する、前向きな力を持つメンバーが集まっていると思います。何をしても無駄だ」と考える人こそ、ぜひ参加してほしいですね。
園田 私たちPJメンバーは、「みんなが無理なく、安心して働き続けられる会社づくり」を目指して活動しています。ですから、みなさんも安心して、OSTechで一緒にがんばっていきましょう。
石井 まずは、一人ひとりのメンバーが「OSTechで、これからも楽しく働き続けるために自分にできることはないか」と考えることから、会社全体が変わってくると思いますね。プロジェクトは内輪だけで盛り上がっている活動ではありません。みなさんが、少しでも私たちの活動に関心を持ってもらえたら、とても励みになりますね。
ダイバーシティ推進PJに関する問い合わせ先:diversity@ostechnology.co.jp