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2025.01.20
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2025.01.20
アウトソーシングテクノロジー(以下OSTech)にとって2024年は、親会社である株式会社アウトソーシング(以下OS)の非上場化をきっかけに、「第2創業期」としてグループ全体の大きな変革期となった。その変革を深化させていく2025年を迎え、今回は、代表取締役社長の笠井氏と取締役(兼 OS代表取締役社長)の山﨑氏の対談を企画。メンバーのみなさんにどのようなことを期待しているのか、メッセージをお届けする。
代表取締役社長
笠井 嘉明
取締役(兼 アウトソーシング 代表取締役社長)
山﨑 高之
山﨑 みなさん、新年あけましておめでとうございます。私は2024年9月にOSの代表取締役社長に就任。OSTechの取締役に着任して、オンラインマガジンの取材は初めてです。本年も、そしてこれからも、よろしくお願いします。
笠井 あけましておめでとうございます。2004年12月設立のOSTechにとって、新年が開けて1月から「20周年」が始まります。この記念の年を、みなさんと一緒に“楽しく” “一生懸命”仕事に打ち込む年にしたいですね。
山﨑 親会社のOSの株主が外資系ファンドに変わったことが、一番、大きなトピックだったのではないでしょうか。「これから、どうなるのだろう?」と不安を感じた人もいたはず。しかし、外資系ファンドが望んでいるのは、OSTechが今まで以上に企業成長を遂げて、グループ全体の業績を牽引していくこと。私も笠井さんもOSの役員を兼務していて、株主である外資系ファンドの担当者と、直接やり取りできる立場ですので方針はよく理解できています。
OSTechのメンバーのみなさんは、その方針に、しっかりこたえてくれました。2024年12月期の下期営業利益は、上期と比較してプラスになる見込みです。この結果は、みなさんの高い成長マインドがもたらしたもの。昨年9月、私が着任した当時から、「ああ、OSTechには“成長する会社”に特有のカルチャーがあるな」と感じています。例えば、幹部が集まる会議の場で、事業責任者同士で「その見通しは、ちょっと甘くないですか?」「いや、そんなことはない」とか、活発に議論していますから。
笠井 そうした姿は、過去の問題の呪縛から解放されつつあることのあらわれとも言えるのではないでしょうか。かつて急成長路線からコンプライアンス上の問題が起き、必要以上に企業成長に対してネガティブになっていた時期もありました。例えば、私が2023年の12月に着任した際、2024年の予算案を見せてもらいましたが、消極的なプランでした。
それを再考してもらい、積極的に成長を追求していく計画に変更しました。その方針の下、この1年間、みなさんは本当にがんばってくれましたね。守りの姿勢ではなく、もともと持っている「成長マインド」を取り戻してくれた。それが今期の好業績につながったのだと思います。
笠井 我々の業界に精通していて、しかもベンチャースピリットを持っている人ですね。会社の立ち上げや合併などの経験、海外でのビジネス経験も豊富です。そして、「人に任せる」のが上手な方。ビジネスの経験・スキルが豊富な方の中には「私がやるから」となりがちですが、山﨑さんは「ここは笠井さんの領域だから、笠井さんがやったほうがいいでしょう」と。任せてもらえるので、こちらとしても非常にやりがいがありますね。
一方で、どのような立場の方に対しても、いい意味で「遠慮がない」人。0S社の株主である外資系ファンドに対しても、例えば「その施策は本当にOSTechにとって有益なのですか」と、突きつめてくれる。頼もしい存在です。一方で、メンバーのみなさんと同じ視点でコミュニケーションをとってくれる。OSTechメンバーの平均年齢は32.6歳※と管理職でも相当に若い。でも、地方拠点などを山﨑さんが視察した際に、そうした若手にも気軽にアドバイスしてくれたり、飲み会でワーッと盛り上げてくれたり。みなさんも「親しみやすい人だな」と感じているのではないでしょうか。
※2023年12月時点
山﨑 ありがとうございます。でも、飲み会の時は笠井さんのほうが主役でしょう(笑)。初対面の時、グレーヘアーの笠井さんを、「とても怖い人なのかな?」と思ったのですが、その日の懇親会で、いきなり笠井さんがカラオケを歌って。一気に、フレンドリーなイメージに変わりました(笑)。
ですから、メンバーのみなさんが経営陣について「親しみやすい」と感じているとするなら、それは笠井さんのお陰でもあると思います。それに、「技術・技能を持った方に現場で活躍してもらう」というビジネスに関しては、経験したことのない分野がほとんどない。業界の生き字引とも言うべき方。それに、社員のみなさんからの話の引き出し方が上手ですね。たとえば、沈黙がちょっと続くと、笑いかけながら「なんでもいいから話して」とか。そうすると、みなさん話し出す。そうしたシーンを何度も見ています。
山﨑 アウトソーシンググループの成長のエンジンになってほしいと期待しています。それは株主の期待でもあって、「OSTechの成長に必要なら、資金などの面で支援しますよ」というスタンス。ですから、その力を借りてさらに成長曲線の角度を上げていく年にしたい。
そのためにも、メンバーのみなさんには、何か新しいことに挑戦する年にしてほしいです。その挑戦を、経営サイドもしっかりサポートしますので、ガンガンやってほしいですね。
笠井 “エンジニアリング・エコシステム”を構築する、その第一歩となる年にしたいと思っています。“エンジニアリング・エコシステム”とは、キャリア形成・企業成長・社会貢献を一体的に実現する循環構造と定義しております。具体的な一部の例を挙げると、OSTechでエンジニアリング未経験の方に教育を受けていただき、最前線で経験を積んで、エンジニアとしてのスキルをどんどん高めていく。いずれは、「国の経済を大きく発展させるプロジェクトに貢献する」とか「世界の暮らしをより良くする技術革新に貢献する」といった仕事ができるまでになってもらう。OSTechを、そうしたエンジニアが成長していくプラットフォームにしたい、という構想です。
OSTechはこれまでに「未経験者が第一線で活躍できるようになる」というフローを確立できていて、在籍エンジニア数では国内トップクラスになっています。ここからさらに、より難易度が高く、社会貢献度も高い案件を引き受けられるように、個々の技術スキルを上げていくことが必要です。その努力の総和が、“エンジニアリング・エコシステム”の確立につながっていくので、ぜひ、みなさんに協力していただきたいですね。
山﨑 先ほど、「2025年には、みなさんには新しいことにチャレンジしてほしい」と話しました。例えば、いま派遣として働いている方が、請負プロジェクトへの参画に挑戦する、ということも考えられます。請負チームに、高度なスキルを持つフリーランスのエンジニアの方々にも参加してもらえば、OSTechのメンバーにとっても大きな刺激が受けられるでしょう。
OSTechらしく、働き方について新しい風を吹かせるチャレンジをしていきたい。そのためにも、みなさんには、子どものような好奇心と斬新なアイデアで、のびのびと力を発揮する「やんちゃ」な人材になってもらえたら、うれしいですね。
笠井 OSTechにはグループ全体で2万人を超えるエンジニアが在籍しています。その方々には、自分の仕事を心から楽しんでほしい。「エンジニアは技術で遊べ」と言います。技術力を発揮する仕事は「遊び」のような楽しさもあるはず。ですから、いま何か支障があって仕事を楽しめていないのだとしたら、その支障について、ぜひ経営陣に伝えてほしいと思っています。その問題を取り除き、みなさんが楽しく仕事ができる環境を作るのが経営陣の役割です。だから、ぜひ「2万人の声」を聞かせてください。みなさんの日々の言動・行動が会社を変えます。そうした声を上げる1年にしていきましょう。