Career Story

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2022.07.25

【R&D】 プログラミングのスキルを磨き、 開発に携わるチャンスをゲット

IT未経験でアウトソーシングテクノロジーに入社して、テストや保守運用などの業務から経験を積んだ上で、「いずれは開発に携わりたい!」という目標を掲げている若手エンジニアも多いだろう。その中で、2020年に文系の学部出身で新卒入社した山口聖加は、1年目から開発業務を任されたという。何気ない会話からお客様のニーズを把握し、必要なプログラミングスキルをKENスクールの講座を活用して習得。そうした積極的な行動が実を結んだのだ。今回は、チャンスをものにできた秘訣などについて、語ってもらった。

PROFILE

  • 山口 聖加(R&D事業本部 大阪支店)
    ◆入社:2020年(新卒)
    ◆趣味:観劇

Dockerを用いたサーバ監視ツールの導入を提案

最初に、山口さんの現在の業務内容を教えてください。

大手通信会社が運営する研究所の現場で、インフラの構築に携わっています。規模の大きな研究所で、私が担当している研究チームだけでも、スタッフの方が100名ほど。その方々が実験で使う計算機の環境整備が、私の主な業務のひとつ。例えば、マシンにWindowsやLinuxなどのOSをセットアップしたりしています。

また、依頼された業務をこなすだけでなく、環境を改善するための提案も積極的に行っています。例えば、インフラの運用業務を効率化するための監視ツールを導入する際、dockerを活用することを提案しました。まだ本採用ではありませんが、鋭意検証中です。提案をきっかけに仮想化に関する業務に携われたら、という想いもあります。前の現場でプログラミングを任せていただいた経験があるので、インフラ周りに留まらず、より上流工程まで、自分の仕事の範囲を広げていきたいのです。

山口さんは2020年の新卒入社と聞いています。“前の現場”とは、入社1年目に初めて携わった現場だと思うのですが、そこでプログラミングを任せられたのは、学生時代の専攻が情報系だったのでしょうか。

それが、実は文系出身です。日本語学を専行していました。一方で、学生時代に介護ヘルパーのアルバイトを経験したことで、介護業界に興味を持っていました。経験があったこともあって無事内定をいただいたのですが、その会社の内定者懇親会に参加した際、「ヘルパー3年経験してでもこの会社で技術担当者になって貢献したい」という方がいらっしゃいました。そのとき、採用担当者の方がとても喜んでいらっしゃる姿が印象的で。
自分自身も介護の会社でのアルバイト時代、アナログ作業を煩雑だと思っていましたし、IT化で業務改善し喜んでいる方々も見てきました。「同じ思いの人がいる」と思い、このことがきっかけで、より多くの介護者のためになる技術者になりたいと思い直しました。
その後、就活を大学4年生の8月からやり直し、介護業界にこだわらずIT業界も含めて探した結果、OSTechに出会いました。

お客様の何気ない発言からニーズを把握

OSTechを選んだ決め手は何だったのでしょうか。

採用面接での一言でした。面接担当の方に、就活の経緯をありのまま話したら、「OSTechで働き始めた後、やっぱり介護業界で働きたくなったら転職する選択肢もありますよ」と。介護会社の内定を辞退したことに迷いがあったことを見抜いて、安心させてくださったのだと思います。

気遣いいただいて、OSTechは自分の目指すキャリアを築くのに最適だということを実感しました。介護業界の案件に携わるチャンスもあるでしょうし、ほかのさまざまな業界の案件に携われば、視野がもっと広がるのではないかと。それが決め手になりましたね。

そんな経緯があったんですね。では入社後すぐに、プログラミングの仕事を任されたきっかけを聞かせてください。

きっかけは、「社員でも派遣でも、プログラミングができる人が少ないんだよな…」という、お客様の担当の方の一言です。それで、「プログラミングができるようになれば、開発の仕事を任せていただけるチャンスがあるはず!」と思いました。周囲を観察していると、Pythonを使った開発プロジェクトが始まりそうだとわかり、Pythonを猛勉強。約1か月で『Pythonエンジニア基礎認定』の資格を取得しました。

そのことを担当の方に伝えたら、「山口さんは、プログラミングができるんですか!」とビックリされて。テキスト処理業務のためにプログラムを書いたのですが、このとき作成したものは、結果として1行も採用されませんでした。しかし、初心者なりに、調べてコードを書いてみたりした意欲を評価していただき、その後、プログラミング業務に参加させていただけることになりました。そのプロジェクトは、まだ試行段階で完成形が定まらないまま、とりあえずスタートしたもの。私がコードを書いた後に、方向性もガラッと変わってしまって。
それでも、お客様には高く評価していただき、「次に開発の案件が出てきたら、また山口さんを呼んでもいいですか?」と。ものすごくうれしかったですね。

KENスクールを活用し1か月でPythonを習得

たった1か月で、どうやってPythonを習得したのですか。

KENスクールを利用した結果です。Pythonの基礎講座と、アルゴリズムに関する講座など、関連する領域の講座も受講しました。それに、OSTech入社前に少しだけPythonについて独学でかじったことがあって。KENスクール受講前に、業務の隙間時間を活用して、試しにPythonでコードを書いてみたことも。ゼロからの勉強ではなかったので、習得するのが早かったのだと思います。

勉強熱心ですね!

知識が増えていくのは楽しいですから。今いる現場は、通勤に1時間45分かかるので、その時間を活用して電子書籍で勉強するようにしています。業務でLinuxを扱っていることもあって、どうOSが動いているのかなど、基本的な構造の勉強をしています。もう少し理解を深めたら、通勤時間をLPICの資格を取るための勉強に充てようと思っています。

向上心旺盛ですね! 最後に、スキルアップを果たした上で、将来、どんなキャリアを目指しているのか、教えてください。

直近で考えていることは、今の現場にOSTechのメンバーを増やしていきたいってことですね。現在は私ひとりなので。まずは私が、人に教えられるだけのスキルを身につけ、お客様や後輩に頼られるようなエンジニアに成長する必要があります。そうして対応できる幅を広げていき、いずれは「介護業界のIT化を推進する」という夢を実現したいです。

編集部が直撃インタビュー! この機会に聞いちゃいました

KENスクールを活用して希望していたプログラミングの業務に就いた山口さん。スキルアップ支援制度のほかに、OSTechの良い点を挙げるとしたら、何がありますか。

キャリアアドバイザーさん(以下、CA)のサポートがあることです。私のように「現場にOSTechのメンバーがひとりだけ」というケースだと、周囲に相談できる人がいない場合も。そのようなときに、CAさんのアドバイスが受けられるのは、大変、ありがたい。「将来、私がどのようなキャリアを築いていけばよいか」「そのために、今、何をすればよいか」という、長い時間軸で捉えたアドバイスをしてくれるので、非常に役に立ちますね。

私が友人にOSTechを勧めるとするなら、「CAさんがバックアップしてくれるので、安心して働ける会社です」と、アピールすると思います。

なるほど。でも、山口さんはキャリアアドバイザーのバックアップがなくても、自ら動いてキャリアを築いていけそうですね。

いえいえ、そんなことはないです(笑)。ただ、私のモットーは「“向き不向き”よりも“前向き”に考える」。お客様から何か依頼されたら、「自分にこの仕事はできるのか」「キャリア形成の役に立つのか」といった思考はひとまず置いて、とにかく「やってみます!」と答える。そうやって経験値を上げていきます。

それと同時に、依頼されたことだけをこなすのではなく、「何か改善できることはないか」と周囲を見回し、自分から改善提案をすることを心がけています。そうしていけば、自然と道が拓けるのではないか、と。

人生観そのものが“前向き”なのですね! 最後に、山口さんがプライベートで熱中していることを教えてください。

休日は、観劇を楽しんでいます。時には、役者として舞台に立つこともあります。学生時代に演劇に夢中になり、自分で劇団をつくるまでに。残念ながら、その劇団は解散してしまいましたが、演劇に対する想いは変わりません。

演劇というジャンル全体を盛り上げていくことにも関心があって、「もっと多くの人に観劇してもらえるように、例えば身体の不自由な方でも劇場にアクセスしやすくできないか」といったことを考えています。まさに“業務改善”ですよね(笑)。将来的にこうした想いを、エンジニアとしての仕事に繋げられたら、最高ですね。

ぜひ、実現してください! 本日はありがとうございました。

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