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2024.09.02

【イベントレポート】社員の子ども達が、ものづくりに挑戦。親と一緒にワクワクする1日を過ごす

2024年8月3日、東京・銀座にあるアウトソーシングテクノロジーの支店オフィスにて『夏休み親子セミナー』が開催された。これは、OSTechの社員の子どもが親と一緒に参加し、ものづくりを体験できるイベント。今年、実施されたプログラムは「ロボット組立て」「ロボ・ドライビング」「3D CAD 設計」「Scratch*」の全4コース。今回は、3Dプリンターを使ってオリジナルのスタンプを製作する「3D CAD 設計」と、PCで作成したプログラムを読み込ませてロボット・カーを操作する「ロボ・ドライビング」に参加した親子2組をそれぞれ取材。夏休みの1日を、どう過ごしたのか語ってもらった。

*Scratch:スクラッチ。子ども向けのプログラミング言語およびオンラインコミュニティ。ブロックを組み合わせることでプログラムを作成し、ゲームやアニメーションを簡単に作成できるソフト。

PROFILE

  • <3D CAD 設計 参加者 プロフィール>
    [参加者]
    ■【親】グエン テー ヴァン(機電事業本部 横浜支店)
    ■【子】グエン テー アキラ君(小学2年生※仮名)

【3Dプリンター参加者/親】息子の“創造力”を伸ばしてくれるイベントでした

はじめに、グエンさんの普段の業務内容を教えてください。

横浜支店に所属し、自動車関連のプロダクトの設計開発に携わっています。私がOSTechに入社したのは2020年。その前から自動車関連の様々なプロダクトに携わっていて、エンジニアとして10年以上の経験があります。今回のイベントプログラムと関連する、3D CADを使った図面作成の経験もあります。

今回、息子さんと一緒にイベントへ参加したのは、なぜですか。

ものづくりに挑戦することで、「楽しい!」と感じてもらいたくて。今、息子はプログラミングスクールに通っているのですが、私が帰宅すると、息子がいつも習ったことを楽しそうに話してくれます。本人が興味を持っていることなので、「色々なものづくりを経験させたい」と思い、参加しました。

今回のイベントを通して、「子どものために参加して良かった」と思えたポイントは何でしょう。

息子の“創造力”を伸ばすことができたかな、と。CADソフト『Tinkercad』を用いてオリジナルのスタンプを設計し、3Dプリンターで実際に作るイベントでしたが、息子は自分で好きな色を選んでいました。色について、私が口を出したら、怒られてしまいましたね(笑)。そのくらい、夢中になっていました。

最後に、イベントに参加して、OSTechという会社について認識を新たにした点を教えてください。

とても良い機会を提供してくれる会社だと思いました。息子も含めて、今回のイベントに参加した子どもたちは、エンジニアがどのような仕事をしているのか、技術がどのようなことに役立つのか、肌で感じてもらえたのではないでしょうか。

【3Dプリンター参加者/子】透けて見える、おもしろいスタンプができた!

今日のイベントで、アキラ君がいちばん「おもしろかった」ことを教えて!

僕ね、スタンプの押すところを透明にしたの。横から透けて見えるように。おもしろいでしょう? お父さんが「透明よりも緑がいいよね」って言うから、僕は「イヤだ!」って断ったの。僕のスタンプだからね。

イベントでやったことは、お父さんが、ふだん「おしごと」としてやっていることと、ほとんど同じ。自分でやってみて、お父さんの「おしごと」について、なにかわかったことはある?

ないよ。だって、お父さんは、スタンプなんかより、もっとすごいものをつくっているから。そのへんを走っている、自動車に使われているものをつくっているって聞いているもん。

来年も、このイベントがあるとしたら、どんなことをやってみたい?

もっと、大きいものをつくりたいな。例えば、家とかハワイの景色とかを、模型みたいな感じで。ハワイは、お父さんやお母さんと一緒に旅行した楽しいところ。白い砂、海の水、ヤシの木とか、僕の大好きなブロックを組み合わせるゲームみたいにつくったら、おもしろいでしょう?

PROFILE

  • <ロボ・ドライビング参加者 プロフィール>
    [参加者]
    ■【親】木村 隼人(機電事業本部 宇都宮支店)
    ■【子】木村 真(小学3年生)

【ロボ・ドライビング参加者/親】子どもの成長を応援してくれるイベントでした

まずは、木村さんの普段の業務内容を聞かせてください。

宇都宮支店ではGL(グループリーダー)を務めており、配属先では自動車のボンネットやルーフ、フェンダーなどの外板部品を生産するプレス金型の設計を担当しています。自分が携わった車が発売され、街中で走っているのを見かけると、「俺の仕事だ!」と実感します(笑)。とてもやりがいを感じていますね。OSTechに入社したのは2015年。それから10年ほど、ずっと自動車関連のプロジェクトに携わっています。

今回、親子でイベントに参加した理由を教えてください。

実は、昨年も『夏休み親子セミナー』の「Scratch」コースに参加していて、息子が「またやりたい!」と言っていたのが決め手です。昨年は画面の中で動くソフトウェアの部分を体験することができ、その後は自宅でもScratchに関する本を読みながらゲームを作ったりしています。今年は画面の外に出て「ハードウェアを動かす」ことを体験できると面白いかなと思い、「ロボ・ドライビング」コースを選びました。

今回のイベントを通して、「子どものために参加して良かった」と思えたポイントを教えてください。

自分で試行錯誤してプログラミングをして、「ロボット・カーが思った通りに動いた」という成功体験を積めたことがいちばんよかったと思います。私が業務で初めて設計した部品は、板を曲げて穴を開けただけの簡単なブラケットでした。ですが、そのブラケットが実際にものとして出来上がり、金型に組み付いているのを見たときは何とも言えない感動がありましたし、今でもとても鮮明に記憶に残っています。息子も、そういう「もの」を自分で操作する喜びを味わってくれていたら嬉しいですね。

では、イベントに参加して、OSTechという会社について、改めて感じたことは何でしょう。

「子どもに技術職に触れてもらえる」という点で、この企画は素晴らしいと思いますし、是非これからも継続して開催してほしいと思っています。そして、この社内イベントがもっと浸透していった先に、社外向けに「小学校への出前授業」のようなことを実現できると地域貢献にもなり、「子どもの成長を応援してくれる会社」として、OSTechの認知度を拠点のある地域で高めることができるはず。自拠点でもこういった取り組みができたら嬉しいですね。

【ロボ・ドライビング参加者/子】僕のプログラミングでロボット・カーを走らせた!

今日のイベントで、真くんがいちばん「むちゅうになった」ことを教えて!

プログラミングをしているときがいちばん夢中になったね。ロボット・カーをどうやって走らせるかを考えるのも楽しかったし、線の上や8の字に走らせたりする課題もうまくできてよかった。でも、お父さんが「20mシャトルランみたいに音を鳴らしながら往復させてみて」って言ってきたのは難しくて、途中で時間切れになってくやしかったな。

イベントでやったことは、お父さんが、ふだん「おしごと」としてやっていることと、ほとんど同じ。自分でやってみて、お父さんの「おしごと」について、なにかわかったことはある?

お父さんは、たぶんもっと難しいことを仕事でやっていると思うから「すごいな」って思う。お母さんが家で文字を打つプログラミング(Pythonのこと)をやっているのも見たことがあるけど、難しそうだから僕はまだScratchみたいにブロックを組み立てる方がいいかな(笑)

来年も、このイベントがあるとしたら、どんなことをやってみたい?

最近タイピングにハマっていて、もっとタイピングが早くなりたいからタイピング教室とかあったらいいと思う。

タイピングがもっと早くなったら文字を打つプログラミングにも挑戦する?

うーん…やっぱり、まだブロックがいいかな(笑)

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