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2021.04.05
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2021.04.05
代表取締役社長
茂手木 雅樹
社会における会社の存在意義とはなにか。どんな価値観をもった人々がつどう組織なのか。どのような世界をつくろうとする企業なのか──。このほどアウトソーシングテクノロジーでは、それらを言語化した「ミッションステートメント」を策定。そこには、OSTechがめざすものとして、「派遣の“はたらく”を変える」「あらゆる産業の“はたらく”を変える」「すべての“はたらく”の満足を変える」という3つのキーワードが盛り込まれています。そこで今回は、この3つのキーワードの詳しい意味を、茂手木社長に解説してもらいました。(この記事は2021年3月17日の取材をもとに作成しました)
この世界にある、あらゆる“はたらく”を革新する企業に。
私たちは、はたらきながら、生きている。
“はたらく”ことは、暮らしを支えたり、人生を充実させたりする。
同時に、“はたらく”ことは、会社を支え、社会を成長させたりする。
そんな、“はたらく”ということを、革新させよう。
“はたらく”ことの革新が、はたらく人の幸福と、
あらゆる産業のイノベーションにつながるように。
派遣の“はたらく”を変える
人材派遣を、夢のある、プロフェッショナルな仕事にしていく。
結果として、あらゆる産業のイノベーションを支援し、
日本一、そして世界一イノベーションに携わっている業種になるよう、
人材派遣を革新させる。
あらゆる産業の“はたらく”を変える
どの産業にも、それぞれの“はたらく”カタチがある。
その生産性を最大化しながら、はたらく人の満足度も最大化する。
そのためにテクノロジーのチカラを使い、
労働力のデジタルトランスフォーメーションを実現していく。
“はたらく”という領域を、もっと革新させる。
すべての“はたらく”の満足度を変える
私たちの会社ではたらく仲間も、私たちが関わる企業の仲間も、
すべてのはたらく人が、満足してはたらける環境を生み出したい。
ワークライフバランス、ダイバーシティ、キャリアアップ、働きがいなど、
様々な観点で従業員満足を向上させ、“はたらく”を持続可能なものへと革新させる。
「派遣」という言葉に付与されてしまったネガティブなイメージを一掃することをめざす、ということです。日本社会のなかで「派遣」という言葉はネガティブなイメージが浸透してしまっている。「派遣で働いている」というと、「メーカーの正社員で採用されなかったから、やむなく…」というイメージでみられる、とか。世間的には、OSTechは「派遣会社」として捉えられていますよね。そのせいで、OSTechの社員のみなさんが、自分たちの仕事、自分たちの会社にプライドをもてずにいるように感じるんです。
でも、これが欧米だと、イメージがまったく違います。先日、私たちのグループに仲間入りしたアイルランドのCpl (Cpl Resources Limited)は、OSTechと同じ事業を展開している。つまり「派遣」です。でも、Cplのエンジニアたちは、「私は派遣で働いている」と、誇りをもって語る。「派遣のほうが自分で仕事を選べるし、どこかのメーカーへ入ったら、自分のやりたいことだけやれるわけじゃないし」と。こういう欧米のあり方を最初に知ったとき、カルチャーショックを受けました。
その通りです。それでも、「派遣」とひとくくりにされる。ならば、そのネガティブなイメージから脱却しなければいけない。みなさんが誇りをもって、「アウトソーシングテクノロジーという派遣の会社で働いています」といえるように、派遣のイメージを変えていきます。働き方については、欧米のほうが先行しているケースが多い。ですから、必ず日本でも「派遣」という働き方がポジティブなイメージになる日が来ると思います。その変革の先頭に、OSTechが立つのです。
しっかりと成果をあげていくことです。単に人財不足をおぎなうような、いわゆる“人出し”ではなく、お客さまが抱えている課題を、最先端テクノロジーを駆使して解決する「人財×テクノロジー」を提供。それにより、OSTechが技術的な領域における「頼りになるエキスパート集団」と認められることが必要です。
また、いまのような景気後退の時期であっても、しっかり雇用を守ることで、世間の評価を変えていけると思います。メーカーやSIerなどが雇用を縮小するなかで、私たちはむしろ雇用を増やしていく。「社会のなかで雇用を守る、増やす」という私たちの役割を果たしていけば、世間の評価は逆転していくと思います。
中期経営計画で打ち出しているように、OSTechは、各産業のイノベーションを支援していきます。書店業界にアマゾンが、タクシー業界にUberが革命的変化をもたらしたように、イノベーションは産業ごとに出てくる。OSTechの強みは、さまざまな産業の現場でエンジニアが働いていることで、各産業における課題に精通していること。そこに、最先端テクノロジーを駆使して、課題解決に取り組むことにより、あらゆる産業のイノベーションに貢献できる。それらを通じて、各産業のなかで、古い慣行やムダな要素をなくしていき、そこで働く人たちがより幸福な働き方ができるように支援していくのことが、OSTechの役割だと考えています。
大きな観点でいえば、「未経験の人財を雇用し、教育サービスを提供して、エンジニアとして活躍してもらう」というOSTechの事業を通じて、経済格差や教育格差、ジェンダー格差などの解消に貢献していくことをめざす、ということです。
また、みなさんに身近な話でいえば、KENスクールなどの教育プログラムをより拡充し、社員の持続的なキャリアアップを支援する体制を築き、みなさんの「働きがい」を充実させることをめざします。これまでのOSTechは、新卒入社を含む未経験者を採用することに注力してきたので、たくさんの若い仲間が加わってくれました。これからは、若いみなさんの持続的なキャリア形成を会社としてバックアップすることが必要になってきます。より専門的で高度な教育を提供し、「顧客のDXを支援できる人財」「最先端テクノロジーに精通した人財」へと成長できる環境を整えていきます。
いま、みなさんの目の前にある仕事でしっかり成果を出し、全員がしっかりと足元を踏みしめながらやっていくことは必要なことです。一方で、OSTechは世の中の変化に対応し、働き方を変革していく会社になっていくので、そこに「自分の活躍の機会がある」と感じるのであれば、ぜひ、おそれずにチャレンジしてください。4月1日から新しく仲間に加わった新入社員のみなさんも、ぜひ同じ気持ちで社会人の第一歩を踏み出してほしい。そういうチャレンジは大歓迎です。
今回、OSTechがより社会のなかでの存在意義を明確にし、発信するべきステージに立ったこともあって、新たにミッションステートメントを策定しました。これまでにも経営理念をつくり、みなさんに発信してきましたが、そのときはトップダウンというか、「ベンチャー起業家である私に見えている未来を言語化し、社員のみなさんに『ここまで来てください』と呼びかける」という側面もあったように思うんです。
でも、今回は違います。私もみなさんと同じところにいて、今回掲げた理想に向かって、みなさんと一緒に一歩一歩、進んでいく。そんなイメージです。私も含めて、OSTechのメンバー全員が一緒になって、世の中の「はたらく」をイノベートしていく会社をつくっていきましょう。