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2021.02.01

【社長メッセージ Vol.07】飛躍を信じて、愚直に仕事をこなす。そんな2021年にしよう

PROFILE

  • 代表取締役
    茂手木 雅樹

2021年1月8日。東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県を対象に、2度目となる「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発出され、その後、大阪などに対象地域が拡大されています。コロナの影響により、アウトソーシングテクノロジーにとって非常に厳しい1年となった2020年。しかし年が明けてもなお、その厳しい状況が続いていることを、痛感させられました。この状況下、OSTechの経営陣はなにを考え、どこへ向かおうとするのか──。社員のみなさんに、茂手木社長のメッセージをお届けします。(この記事は2021年1月12日の取材をもとに作成しました)

いいタイミングで出鼻をくじかれた

新年早々、2度目の緊急事態宣言が発出されました。この事態をどのように受けとめていますか。

言葉を選ばずにいえば、「いいタイミングで、出鼻をくじかれたな」と。みなさん、年末年始にかけて「コロナに明け暮れた2020年と違って、2021年はいい年にしたいな」という想いを、少なからず抱いたと思います。それが1月4日という非常に早い段階で、「緊急事態宣言が発出される見込み」という報道があって、拡散してしまった。甘い見通しとか、根拠のない希望に頼るのではなく、ちゃんとこの厳しい現実と向きあっていかなければいけないと早々にそう思わせてくれたということだと思っています。

向きあうべき“厳しい現実”とは、たとえば、社長が昨年末にこのWEB社内報でのメッセージで、「2020年の業績が、決算数字上はよかったのは、国からの助成金のおかげ。OSTechの自助努力だけではどうにもならなかった」といっていたようなことですね。

そのとおりです。いままで、エンジニアが売り手市場だった好況時に、意図したわけではないけれど、甘えとかムダとか、そういう「本質的ではないもの」がOSTechのなかにたくわえられてしまっている。そうしたものを脱ぎ捨てて、進んでいかなきゃいけない。今年はもう、国からの助成金に頼るわけにはいかないのですから。去年、「この厳しい状況を乗り越えるには、OSTechは変わらなければいけない」と決意したとおりに、今年、本当に変わっていかなければいけないんです。

仕事を「こちらからつかもうとする」努力を

改めて、どんなふうに、変わっていかなければならないのでしょう。

たとえば、仕事に取り組むスタンス。「与えられるのを待っている」スタンスから、「こちらからつかもうとする」スタンスへと変えていく必要があります。この厳しい環境下で、お客さまのほうから私たちになにかを与えてくれることは、ありえません。こちらからお客さまに働きかけていかなければいけない。

世界中が困難な状況に直面するなか、お客さまのなかには、4月からの経営計画をどうするべきか、迷っているところもあると思います。でも、ここでみんなが技術開発を止めたり、成長への投資をやめたりすれば、ますます経済全体が回らなくなる。まず、OSTech自身が技術開発や成長投資をストップさせないことが重要。そして、お客さまとの日ごろのコミュニケーションを通して、中長期的な展望を示し、お客さまにも未来へ向けた施策を続けるように、働きかけていく。それも、「こちらからつかもうとする」努力のひとつになります。

なるほど。それは、おもに営業の仕事になりますか…?

営業だけでなく、現場で働くエンジニアのみなさんも同じです。日常の業務のなかで、目の前にいるお客さまの担当者の方とコミュニケーションをとって、「なにか役に立てないか」「なにか提案できないか」という思考をめぐらせてほしいんです。お客さまの課題というのは、いま、エンジニアのみなさんが働いている現場の目の前にあるもの。それを発見 し、改善を提案し、実行していってください。

最初は小さな改善でも、それに成功すれば、お客さまから信頼され、より大きな改善を任せていただけるようになる。それがひいては、お客さまのDX推進のような大きな変革をOSTechに任せていただける、きっかけになるはず。

エンジニア自身も、そうやってお客さまの課題を発見するスキルを磨いてほしい。そうした、テクノロジーのスキルというよりはビジネススキルに近い能力を開発する教育を、これからもっと充実していくので、ぜひ、活用してください。その先には、お客さまの指示を受けて動くのではなく、自ら主導して、お客さま自身を未体験のゾーンへ引っ張っていくような、DX推進の仕事が待っています。お客さまの企業や業界の成長スピードを加速させたり、社会情勢の変化のなかでサバイバルさせたりするのですから、エンジニアとしての存在意義を示せる、やりがいの大きな仕事になるはずです。

飛躍のタネは社員のみなさんの手元にある

最後に、2021年の年頭にあたって、OSTechのメンバーへのメッセージをお願いします。

中長期的には、コロナ後の世界で必要とされる、「DX」や「イノベーション」に、きわめて大きな貢献ができる。そんなポジションにOSTechは位置しています。この有利な立場を活かし、将来、世の中を大きく変革させる会社として、大きく飛躍するときが必ず来ます。

「そのタネは、意外とみなさんの手元にあるんですよ」ということを、とくに伝えたいですね。いま、みなさんが携わっている業務に、愚直に 、地道に取り組んでください。そして小さな改善でいいので、その業務に付加価値をつけてください。みなさんが思っている以上に、OSTechにやれることって、あるはずですから。

いまはお客さまも、「DX? イノベーション? それどころじゃないよ」という状況かもしれません。それならそれで、いま、与えられた仕事を地道にこなしつつ、将来の大きな提案のための仕込みをしていけばいい。中長期的な未来を見すえて、そこへ到達する道をイメージしつつ、目の前の業務に愚直に取り組む。派手さはないけれど、飛躍へ向けて確実に前進する。2021年は、そんな年にしましょう。

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