Career Story
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2020.12.14
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2020.12.14
庄田 奈緒(R&D事業本部 東京支店)
入社年:2010年
出身:東京都
趣味:キャンプ、SUP
3年間の留学経験で得た英語力を活かし、都内中心部の有名ホテルで働いていた庄田奈緒。そんな彼女がライフステージの変化を迎え、事務系職種へとキャリアを変更し、OSTechで働くことに。入社後、1社目の現場は希望通りの事務職だったが、2社目はエンジニア職。2人の子育てをしているママであり、エンジニア未経験だった庄田が、「エンジニアに挑戦しよう」と思えた背景には、育児との両立に対するOSTechの深い理解と厚いサポートがあったという。その詳細を、本人に語ってもらった。
私は現在、高速道路にかかわるシステムの開発・運用を行っている企業グループで、ネットワークセキュリティーに携わっています。グループ内で使用されているPCの管理や状態の把握、情報流出防止目的での全USBの登録や管理のほか、McAfee製のセキュリティソフトの運用を担当しています。たとえば、グループ企業の担当者から、「McAfeeのウイルス定義ファイルのサポートが終わっているようですが、確認いただけますか?」といった連絡が来たときにMcAfee社に問い合わせたうえで、回答するといった仕事をしています。
じつは私、IT業界はまったくの未経験。ですから、“カーネルバージョン”なんていう専門用語が理解できるようになってきたことは、小さな一歩ながら成長だと感じています。最初のころは、誰かに言葉の意味を聞いてからでないと問い合わせひとつ、対応できませんでしたから。最近は、自分ひとりで問い合わせ対応ができるようになってきました。
専門用語をどれだけ勉強したかによって業務を進めるスピードが変わるので、時間を見つけて参考書やネットなどを通して勉強を続けています。つい最近、直属の上長から「より専門的な知識をもって、セキュリティ全般を担当できる人財になってもらいたい」と応援の言葉をいただきました。
いまの現場には、OSTechからのメンバーが私を含めて3名。全員が未経験スタートで、ほかの2名はPCの初期化業務や、クライアント台帳の管理業務をしています。仕事内容は違うのですが、席がとなりあわせなので、お互いに情報を交換したり、教えあったりしながら仕事に取り組んでいます。
OSTech入社前は、ホテル業界で働いていました。「ホテルなら世界中いろんなところで働ける」。そんな思いから興味をもち、ホテルマネジメントを学ぶために3年間のアメリカ留学を経験。帰国後、志望通り国内のホテルで働きはじめました。でも想像以上に夜勤が多く、不規則な勤務体系でした。身体をこわしてしまう同僚もいて…。当時、結婚して子どもを望んでいたこともあって、規則性をもって働ける仕事に転職しようと決めました。そして転職活動のなかで出会ったのがOSTechだったんです。
募集していたのはOSTech社内の総務職。でも採用面接で「英語ができる事務職の人を探している企業がある」と打診をいただいたんです。正社員派遣での採用であることや仕事内容の詳細を伺い、「自分で役に立てるところがあるならやってみよう」と思い、派遣を前提に入社を決めました。入社後、派遣されたのはスマートフォンを主力商品とする大手通信機器メーカー。そのソフトウェア部門で、機材管理などの事務作業を担当。ホテル勤務のころからバックオフィス業務でPCを使うことには慣れていたので、支障なく業務を遂行できました。子どもが生まれたときにいったんお休みをいただいたのですが、育休明けに「ぜひまた来てほしい」とお声がけいただいて。結果、4年ほど勤務しました。
その後、2人目の子どもをさずかり、再び育休に。3年前、育休を終えて「本格的に仕事を再始動したい、こんどもフルタイムで働きたい」と思っているタイミングでご紹介いただいたのが、2社目となる現在の派遣先です。といっても、営業さんから「エンジニア職でやってみませんか?」と提案いただき「とてもムリです」と、いちどはお断りをしたんですよ。
それでもクライアント企業の担当者さんから「知識や経験がなくてもがんばって取り組もう、という意欲のある人にお願いしたい」とおっしゃっていただいて。「エンジニアは手の届かない存在」と思っていたけれど、「こうして望まれてエンジニア人生のスタートを切れるのであればがんばりたい! ゼロから教えてもらえるなら自分にとってもプラスになる」そう思って、チャレンジすることを決めました。
実際に働きはじめてみると、メールや電話などで人と折衝をする機会が多い仕事でした。ですので、「相手をイヤな気持ちにさせないコミュニケ―ション力」「トラブルを起こさない応対力」は必須。その点、ホテル時代の経験を活かせています。
ただ、育児との両立はなかなか大変。保育園からの呼び出しなどで、急に休まざるを得ないケースもありました。「フルタイムで本格的に働かせてください」といったのは私自身。それなのに、まわりに迷惑をかけてしまっている負い目がありました。でも、OSTechの営業さんがお客さまに相談・交渉をしてくれて本当にありがたかったです。ときには営業さんだけでなく、支店長が「庄田さんはこういう状況だから」と助け船を出してくださったことも。規模の大きな支店で在籍する社員も多いのに、子どものことも覚えてくれていて「しっかり見てくださっているな」「全力でよりそってくださっているな」と感じたことをおぼえています。
今年から長女が小学生になり、保育園時代より帰宅時間が早くなったうえに、コロナによる自粛で、学校が休校に。そのときにも、営業さんを介してお客さまにお願いして休校期間中は在宅勤務にしていただき、非常に助かりました。小学生と幼児がいる家族の状況もちゃんと把握して、相手先の会社の業務に支障が出ないようにいろいろと交渉してくれたので。だからOSTechは、ママ社員にとってかなり働きやすい場所だと思いますね。
エンジニアの仕事は、いまでも本当にわからないことばかり。ですから、OSTechの方にも、お客さまの社員の方にも質問させてもらってばかりの毎日です。バリバリ仕事をしている方々の時間をいただいて、ゼロから教えてもらっている。そんな状況なので、「この方々に恩返しするためにも、早く一人前になって、貢献できるようになりたい」と感じています。
いずれ後輩が配属されてくると思います。そのときに「庄田さん、がんばっているな」と背中で語れるような存在になりたい。まずは、一人前のエンジニアにしっかり成長することが目標です。エンジニアとしての知識がついたあかつきには、派遣先の選択肢もより広がっていくだろうと期待しています。
はい。週末はいつも家族と一緒に全力で遊び、それが仕事へのモチベーションにつながっています。最近は、もっぱらアウトドアにハマっていて、キャンプに出かけることが多いですね。ウォータースポーツがとくに好きで、SUP※をやっているんですよ! 家族とは「カヌーもやってみたいね」と話しているところです。天気が悪くても室内で遊べるところに必ず出かける、かなりアクティブな家族だと思います(笑)。
※SUPとは、スタンドアップパドルボードの略。水に浮かべたボードの上に立って、パドルを漕いで進むハワイ発のウォータースポーツ。
そうかもしれませんが、単に落ち着きがないだけかもしれません(笑)。新しいことへの好奇心がいつまで続くかはわからないですが、エンジニアに挑戦をはじめたところなので、まずはここでがんばっていきたいです。
「ママになっても働きやすい会社なので安心してください」ということでしょうか。とくに、営業さんの存在は大きいですね。子どもがいる人にとって、派遣形態ではない会社に社員として入ると、勤務体系について、自分で会社と交渉しなければならない。でも、派遣会社の場合は、それを営業さんがやってくれる。しかも、OSTechは企業規模が大きく、お客さまから頼りにされているので、営業さんにけっこう交渉力があるように感じるんです。ですから、働きやすい勤務体系をかちとってきてくれます。かなり頼りにしています!(笑)
あまりにもこちらの希望が通らない職場だったときに、ほかの現場に移れる安心感も大きいですね。それもOSTechが豊富な案件をもっているからこそ。一人ひとりのエンジニアの話を、営業さんがちゃんと聞いてくれて、自分にあった職場を探してくれる、というのは働いてみてわかったOSTechのよさです。いまの自分の状況ではOSTechでの働き方がフィットするな、と感じています。