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2022.07.11

【産業医面談制度の解説】 OSTech専属の医師・保健師に、 気軽に体調のことを相談してください

約2万名と、国内トップクラスのエンジニア在籍数を誇るアウトソーシングテクノロジー。中には、身体やメンタルに何らかの不調を感じている人もいるかもしれない。そのようなとき、心強い味方になってくれるのが、OSTech専属の医師・保健師のチーム。OSTechのメンバーは、メール1本で、いつでも相談できる。そしてオンラインや対面の面談で、親身になって、専門的なアドバイスをしてもらえるのだ。今回は、産業医の松永幸治先生と山下舞雪先生、産業保健師の冨田由紀子さんと山本彩織さんの4名を取材。OSTechの「産業医面談制度」について、解説してもらった。

PROFILE

  • ■松永 幸治(産業医)
  • 山下 舞雪(産業医)

  • 冨田 由紀子(保健師)

  • 山本 彩織(保健師)

企業で普段からケアすれば“大事に至るリスク”を減らせる

まずは自己紹介を兼ねて、それぞれの経歴を教えてください。

松永 精神科が専門で、約10年間の病院勤務を経て、通信会社やメーカーで産業医として勤務しています。エンジニアという職種に多い健康問題や、その支援方法についても経験を積んできました。2021年からOSTech専属の産業医として、面談対応や就業判定などを担当しています。

山下 私も松永先生と同じく、精神科が専門です。元々、医師になったときから「病院で治療経験を積んでから、そうした治療にまで至らずにすむように、産業医として予防や早期発見に力を尽くす」というキャリアプランを立てていて。そのプラン通り、市中病院、大学病院、精神科病院などで経験を積んだ後、産業医としてOSTech専属に。現在は、復職面談対応、健診事後措置などを担当しています。

冨田 私の場合、大学卒業後は、大学病院の病棟看護師として勤務していました。高血圧や糖尿病の方の看護をするなかで、「もっと早く病気が進行していることに気付いていれば…」と、後悔される患者さんの様子を何度も見て、予防医療の重要性を再認識。「産業保健に携わりたい」と考えて、OSTech専属の保健師になりました。現在の業務は、感染症対応、ストレスチェックや健康診断の管理などです。

山本 私も冨田さんと一緒で、看護師としての経験があります。救急病棟に勤務していたときのことです。病気の発見が遅れて、何度も同じ病気で入退院を繰り返すまでに悪化してしまった方を見て、「1人でも多くの方に、予防の重要性を伝えたい」と考えるようになり、保健師の道へ。行政保健師を経験した後、産業保健師として2021年からOSTech専属になりました。現在は、休職者・復職者支援、健康診断の管理、保健指導、感染症対策などを担当しています。

現場を変えてもらえるように働きかけたケースも

みなさん、使命感を持って産業医療・産業保健の仕事を選択しているのですね。では次に、OSTechでケアの仕事をしているなかで、印象的だった事例をシェアしてください。

松永 では、体調不良により、仕事を休みがちだったエンジニアさんのケースを共有させてください。上長の方からは、「何とか休まないように頑張れ」と言われ、本人も頑張ろうとはしていたのですが、なかなかうまくいかずにいました。そこで「まずは“体調不良による休業は月2日まで”という目標を立てましょう」とアドバイスしました。

「休まないように頑張ろう」と思うと、本当に無理なのに出勤してしまい、かえって体調の悪化を招くことも。でも、「月に2 日は休める」という安心感があると、無理なく仕事を続けられる。しかも、「休業を2日以内に抑える」という現実的な目標ができたことで、モチベーションも向上。上長の方も、「月に2日程度の休業がある」という前提で、計画的に仕事の割り振りができるようになったこともあって、それ以降、休業は少なくなり仕事がはかどるようになったと聞いています。

山下 では私からは、「よく眠れない」「食欲がない」という悩みを抱えていた方のお話を。「担当の営業の方にも相談し、励ましてもらっていたものの、なかなか良くならなくて…」とご相談がありました。病院に行くほどではないと判断していたようですが、ヒアリングしてみると明らかに治療が必要な状態でした。専門医への受診を勧め、現在は治療中と聞いています。

私に相談する前は、本人はメンタルだけの問題だと考えていました。「以前には感じたことのない体調の異変がある」と感じたら、重大な病気の可能性もあります。すぐに相談して欲しいですね。

冨田 健康診断がターニングポイントになった事例もあります。50代の方で、血液検査の結果、糖尿病と判定される数値が出た方。病院に通院するように促しました。そして電話やメールで、通院の経過をこちらにも共有してもらい、食事療法などについて追加でアドバイス。投薬などによる治療と並行して、生活習慣の改善にも取り組んでもらっています。こうしたケアによって、血液検査の数値が良くなって、本人もとても喜んでいましたね。

山本 ストレスチェックがきっかけになった場合もありました。ストレスチェックのスコアが悪く、ご本人の希望で産業医面談を行った後、専門の病院に通うことになりました。でも、その方はそれでも症状が改善しなかったのです。

その大きな要因のひとつは、仕事上のストレス。現場の環境が、本人の希望と合っていなかったのです。再度、産業医面談を設定し、本人の了承を得た上で、所属長へ連携をとり現場の環境を整えていただくよう働きかけました。

会社への不満を言っても大丈夫!

勤務体制や職場環境を変えてもらえるように、会社側に働きかけてもらえるケースもあるのですね! では、みなさんに相談する方法を教えてください。

松永 まずは、社内掲示板に掲載されている健康相談窓口宛てにメールをお送りください。冨田さん、山本さんが内容を確認し対応してくれます。そこで日程を調整して、私や山下先生が1対1で相談を受ける「産業医面談」を行います。

山下 産業医面談は、ご希望に合わせて、オンラインでも対面でも対応します。「会社専属のお医者さんだから、仕事への不満を言ってしまったら、それが会社側に伝わってしまうのでは…?」と思って、相談するのに尻込みしている方がいらっしゃるなら、心配ご無用です。私たち産業医・保健師には守秘義務がありますので、何でも話していただいて大丈夫です。

冨田 「健康面で心配なことがあるけれど、産業医面談を受けるほどでもないかな」という場合であれば、保健師である私や山本さんに、相談いただければと思います。毎月、掲示板とインサークル(チャットツール)でみなさんに配信している「保健だより」の中に、連絡方法が記載されているので、チェックしてみてくださいね。

山本 自分ひとりで「この程度なら、大丈夫」と判断してしまうのは、非常にリスキーです。たとえ本当に大丈夫なのだとしても、「何でもないですよ」と専門家に判断してもらった方が安心ですよね。少しでも異変を感じたら、ぜひ私たちに気軽に相談して欲しいですね。

ありがとうございます。最後に、OSTechのみなさんにメッセージをお願いします。

松永 働くこと自体、誰でも負担を感じるものです。無理をしないことが大事ですが、「どれくらいが限界なのか」は、自分ではわからないもの。その目安を知るためにも、私たちに相談していただければと思います。

山下 OSTechに「産業医面談制度」があることを知らない方も、まだまだ多いのかな、と思っています。もしも周囲に知らない方がいたら、ぜひ、この記事を読むように伝えていただきたいですね。

冨田 「現場にOSTechのメンバーはひとりだけ」というケースなど、周囲に相談できる人がいないこともあるかもしれません。そのような場合に、メール1本で相談できる私たちがお役に立てると思います。メールは365日、24時間受け付けていますので、思い立ったときにいつでもお送りください。(返信には少しお時間いただく場合があります)

山本 病気を予防することの重要性を知っていただきたいと思っています。簡単な対策を立てるだけで、大きな病気を避けられる。私たちが専門的な立場から対策をアドバイスするので、産業医面談制度を活用してください。

現在は、ストレスチェックが7月20日(水)までの予定で行われています。詳細は社内掲示板やインサークルなどでお知らせしていますので、みなさん必ず受検して、ご自分のストレス状態をチェックしてください!

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